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日本人狙った「脅迫ウイルス」急増

2014.12.19 FRI

噂のネット事件簿


シマンテックのブログ記事より。ポップアップ表示の例 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
PCウイルス対策のセキュリティソフトを手がけるシマンテックが、12月16日の公式ブログで、“日本のネットユーザーを狙って設計されたウイルス”について注意を呼びかけている。

同社によると、「ランサムウェア」と呼ばれるウイルスが、最近日本での活動が活発なのだという。「ランサムウェア」は、侵入先のコンピュータ上にあるファイルを暗号化して利用不能(人質)にし、ファイルを復旧するために金銭を支払うよう要求してくる(身代金=ランサム)ウイルスのこと。

これまでは日本を標的とした攻撃は確認されていなかったが、日本語に対応したウイルスが複数見つかるなど、ここ数週間は明らかに日本のPCユーザーを狙った「ランサムウェア」の活動があったという。

ネットユーザーにとっては大いに気になる報告だけに、ツイッターでは敏感に反応する人が続出。

「最近のはここまでローカライズされてるんだなー」
「これは恐ろしいな エロサイト巡回も気をつけねばな」
「年末は窃盗とランサムウェアに気を付けて!!」

と、気を引き締める声が多数投稿されている。なかには、

「ランサムウェアにbukkit(編集部註:Microsoftのサーバーのひとつ)人質にされたらお金払いそう」

と、“人質”に取られたものによっては“身代金”を払ってしまうかも…という声まであるが、シマンテックによれば「支払っても攻撃者が約束通りにファイルを復号してくれる保証はない」と注意を呼びかけている。うっかり何かを“踏んで”身代金の要求画面が表示されても、決して支払わないことが重要だ。

ちなみに、日本を狙ったウイルスの増加は他にも報告されており、そのひとつに「不正送金ウイルス」がある。これはネットバンキング利用者の口座から、犯罪者の口座に不正送金するという悪質なウイルス。セキュリティ対策ソフトを販売しているトレンドマイクロ社によると、2014年1~6月の検出台数は前年比3.9倍と急増しており、4~6月の国別割合はアメリカを抜いて1位になっているという。いかに日本が狙われているかわかるだろう。

シマンテックによれば、年末年始という長い休みの間は、多くの人がネットを利用するため、ウイルスの影響を受けやすい時期だという。ウイルスの感染を防止または低減するためには、セキュリティソフトウェアを使用するだけでなく、ソフトウェアやOS、ブラウザのプラグインを最新の状態に更新しておくこと、ファイルのバックアップをとっておくことが大切だ。

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