サバニスト、サバジェンヌ急増中

「さばブーム」到来の謎に迫る!

2015.01.05 MON


全さば連が主催するイベントでは「さばのお刺身」や「へしこ」など、珍しいさば料理も多数味わえる
いま、“さば”が話題になっていることをご存じだろうか。各地方でさばによる町おこしが盛んになっているだけでなく、東京ではさばをメインにしたイベントが盛り上がっているという噂も…。一体、なぜ今さばなのか。

「さばブームのきっかけは、大きく2つ。まずひとつが、さばによる町おこしを行う市町村が増えたこと。大分の関さばをはじめ、青森県八戸市の八戸前沖さば、千葉県銚子市の極上さばなど、各地でさばのブランド化への取り組みが進み、さばを観光客誘致の起爆剤にしようとする動きが活発化しています。また、鯖街道で有名な福井県若狭地方では、美浜町のゆるキャラ『へしこちゃん』が大活躍して、多数のメディアに取り上げられています。もうひとつの理由が、さばの健康効果が注目されたこと。ダイエット効果がテレビで伝えられたことで、女性からの注目度がグンと高まりました」

そう答えてくれたのは、「全日本さば連合(通称・全さば連)」の広報担当サバジェンヌ池田さん。2013年3月8日(さばの日)に正式発足した同団体は、さば好きが集まり、さばイベントの企画運営や各地のさばについての情報発信などを行っている。

「全国のさばの産地とコラボして、地元ならではのさば料理を楽しめるほか、さばトークショーやライブなどが行われる『鯖ナイト』を主催しています。実は、全さば連発足前から仲間内でこの会を催しているのですが、今年に入ってからお客様が2倍近くに増えました。取材依頼のお問い合わせもかなりいただいています。おもしろい傾向としては女子の参加者が増えていること。一度食べてみると、その美味しさや美容効果にハマる人が多いようです」

2013年10月に実施した「鯖ナイト」は、2日間で80名ほどを動員。確実にサバニストとサバジェンヌは増えているという。ちなみに池田さんの考えるさばの魅力とは?

「産地や時期によって味わいも違うし、食べ比べもできること。パンチの効いた脂ののった味わいも魅力です。各地方によって独自の食べ方があったり、鯖街道があったりと、文化的な側面も見逃せません。また、塩さばに味噌煮、加工品としてのさば缶、しめさばなど、料理のバリエーションが豊富な点も特筆すべき点でしょう」

確かに、福井のへしこ(さばのぬか漬け)や鳥取の焼きさばの煮付け、長野のさば缶のたけのこ汁など、地域の食文化に根付いた料理がたくさんある。それらは文化として各地に根付いており、古くは万葉集にさばの記述を見ることもできる。なるほど、日本人のさば好きはDNAに刻み込まれたものだったのか。

一連の「さばブーム」が気になる人は、全さば連が主催する「鯖ナイト」に足を運んでみては。次回は3月8日に「鯖ナイト銚子」が都内で行われる予定。情報は随時、HPかFacebookページにUPされるので、ぜひチェックしてみよう。

(船山壮太/verb)

※この記事は2014年1月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト