ただの都市伝説ではない!医師が理由を解説

「炬燵で寝ると風邪ひく」説の真相

2015.01.12 MON


体を局所的に、体温以上に加温し続けるコタツで眠るのは、やっぱり風邪の原因となる。特に赤ちゃんは危険なので、こういうことはしないように注意しましょう yamasan / PIXTA(ピクスタ)
温かいコタツにすっぽりと身を収め、テレビでも観ながらまどろむのは、日本人ならではの真冬の悦楽。この冬休み、久しぶりの実家で思う存分“コタツでゴロゴロ”を満喫した人も多いのでは?

ところで、昔よく母親から「コタツで寝ると風邪をひくわよ!」と注意されたものだが、これって何か理由があるのだろうか? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「一般的に風邪をひく原因には、単純に部屋が冷えているという環境的な要因のほか、脱水や疲労といった肉体的な要因が挙げられます。コタツに長時間入っている状態では、局所的に加温され続けるため、知らず知らずのうちに体が疲労し、また、汗をかいて脱水症状を引き起こしやすくなります。そのまま眠ってしまったのであれば、何時間も水分補給が行えないわけですから、なおさらですよね」

体温よりも高く加温され続けることは、僕たちが自覚している以上に体に負荷を強いる。うっかりコタツで寝てしまうと、目覚めたときに疲労感や倦怠感を覚えるのはそのためだとか。肉体疲労の結果、免疫力が低下すれば、風邪を引きやすくなる可能性は大いにあるだろう。

「また、家族など複数でコタツに入っている状態というのは、人と人が非常に密着します。家族の誰かが風邪のウイルスを持っていたら、感染のリスクは高いといわざるを得ません」

そうでなくても、そもそもコタツを活用する時期というのは、一年のなかで最も風邪が猛威をふるうシーズン。コタツは冬の風物詩だが、皆さん、どうか健康なコタツ・ライフを!
(友清 哲)

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