もっと知りたい占いの雑学/第2回

どうすれば占い師になれる?

2015.02.14 SAT


栗原さんによれば、教室で学ぶにせよ、個人に学ぶにせよ。どこかの協会に所属することが占いの習得、開業の早道につながるのだとか イラスト/中垣ゆたか
先行きの見えないこの不況下。手に職だとか、なにか特殊な技能があれば…と思うことはありませんか? たとえば「占い師」。不景気の時は占いが流行るようだし、なにより自分で自分を占えたらなにかと便利な気もするので、ちょっと興味があるんですよね。書店にはいろんな入門書が並んでいるので、あの手の本を読んで独学で頑張ればいいのでしょうか?

「いえ、さすがに独学では難しいと思われます。別に『占い師』という公的資格はあるわけではないので名乗るのは自由ですが」

そう答えていただいたのは、芸能人、スポーツ選手を顧客に持ち、日本占術協会の常任理事も務める栗原里央子さん。

「占いは相手があってのもの。『自分と本だけ』という閉じた世界ではマスターしきれない領域がありますので、人に教わるのが良いでしょうね。専門の教室には、占いの技術だけでなく、関連する一般教養や心理学などのカリキュラムを用意しているところもあります。また、信頼できる先生に弟子入りするという形も定石ですね。ただ、習得には時間がかかりますから自分と相性の良い学び方を選ぶ必要はあります」

ちなみに習得までに時間と費用はどれくらいかかるのでしょうか?

「一概に言うのは難しいのですが、私は一人前の占い師を名乗れるようになるまでは少なくとも3年は見た方がいいと思います。勉強にかかる費用はひと月あたり、1万円ぐらいからでしょうか。これもケースにより幅があります」

やはり、時間がかかるんですね。ところで占い師に向いている素質ってあるんですか、ある種の超能力のようなものだとか。

「特殊な能力うんぬんよりも地道に勉強が出来るかどうかが問われます。もちろん、勉強を一通りしたからといって“当たるようになる”わけではありませんが。それでも勘や霊感のようなもので見抜くというよりも、勉強を積み重ねて占いの体系を理解することがまず先にありますから」

地道な努力…。結局どの職業でも変わりませんね。

「あえて他にも素質を挙げるならば、明るい性格の方、大きな心で人に接することが出来る方が向いているといえます。ちなみに占い師には長男、長女の方が多いような気がします。実際には違っても、そのように見える面倒見の良い方がやはり多いですね」

いずれにせよ特殊な能力が必要ないということであれば、逆に言えば向いてない人もいない、と。こりゃ今後の選択肢としてありかも。占い師になれば、自分を占って都合よく生きていけそうだし、もしも有名占い師になれたらそれこそ人生ウハウハ…。

「そういう考え方をする方は、占い師に向いていません! 確かに、一見華やかな世界に見えることもあるかもしれませんが、本来、占いというものは人様の背中を押してさしあげたり、注意を促してさしあげたりするために存在します。その点はお忘れなきよう」

す、すいません。未来を当てれば褒められこそすれ、一発当てるために目指す職業じゃないってことですね。考えを改めてから出直します…。

(のび@びた)

※この記事は2012年2月に取材・掲載した記事です

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