10年我流でやってきたけど…

理容師が教える正しいヒゲの剃り方

2015.02.17 TUE


3枚刃や5枚刃など、様々なタイプがあるT字カミソリだが、実は切れ味はほとんど同じ。刃の枚数が多い方が1枚あたりにかかる圧力が小さくなるため、肌がデリケートな人は、枚数多めがいいらしい
たとえば筆者の場合、舞台は夜のお風呂場。

まず、石けんを顔の下半分にたっぷりと塗り、30秒ほど待機。その後、右手に握ったT字カミソリを喉仏のやや上に置き、下から上に向かって一気にジョリ! さらに間髪入れずに、あごのから頬へ向かってジョリジョリっ!と、そんな感じで日々精進しておりますが、どうでしょう? 筆者の我流ヒゲ剃りって。

「残念ながら、いくつか改善すべき点がありますね」とは、ヒゲ情報サイト『ヒゲ倶楽部』の特別技術委員で理容店「BARBER SHOP Takeda」 店主の竹田秀樹さん。

たしかに、出血や肌のヒリヒリ感はしばしばです…。でも、どこが間違ってます?

「まず、ヒゲを剃るタイミングは夜よりも朝の方がベターです。というのも、ヒゲがもっとも伸びやすいのは午前中の6時~10時くらいなんですよ。また、しっかりと睡眠を取った朝の方が肌のコンディションも良いため、出血やカミソリ負けも抑えられるはずですよ」

では、風呂場でのヒゲ剃りもNG? 

「場所はお風呂場でも洗面所でもかまいませんが、大切なのはヒゲに十分水分を与えることです。ヒゲは水分を含むことで40%ほど膨張し、軟らかくなるため、剃りやすくなります。ですから、ヒゲ剃りの前は必ず、蒸しタオルを当てたり、温かいお湯でゆっくりと洗顔すること。風呂場なら、湯船に浸かってヒゲをふやかしてから剃ることを意識してください」

は、はい。では続いて、剃り方はどうでしょう?

「いきなりヒゲを下から上へ剃り上げるのもNGです。ヒゲはほとんどの場合、上から下に向かって生えています。最初のひと剃りは、毛の流れに沿って上から下へ“順剃り”してください。いきなり下から上へ“逆剃り”をすると、ヒゲだけでなく肌も引っ張られてしまうため、出血やカミソリ負けの原因になります。剃り残し部分などを “逆剃り”するなら、必ず2度目以降。その際、石けんやクリームも新たにつけ直してください」

T字カミソリを交換するタイミングは? ちなみに僕の場合、2~3カ月に一度くらいですが…。

「論外ですね(笑)。一般的な製品の場合、替刃のタイミングは7~10日程度と表記されています。ただ、それはプロが使った場合。一般の人はさらに刃を酷使しがちなので、長くとも7日で交換した方がいいですよ」

さらに竹田さんいわく、ヒゲ剃りの最大のポイントは、お肌のコンディション維持にあるとのこと。肌の調子さえ整っていれば、出血やカミソリ負けは避けやすいそうです。

「ヒゲ剃りは少なからず肌に負担をかける行為です。ヒゲ剃り後は冷水で顔を洗い、肌を引き締め直すなどのアフターケアを忘れないように。もちろん、彼女の化粧水でケアをするのも効果的ですよ。冷水でのクールダウン+化粧水ケア(またはアフターシェーブローション)を習慣づけるだけでも、肌のコンディションが整い、ヒゲも格段に剃りやすくなりますよ」

というわけで、我流のヒゲ剃りはNGだらけでしたが、改善点も見えてきました。さらに詳しく正しいヒゲ剃り法を知りたい方は、最寄りの床屋さんなどで一度教えてもらうといいらしいですよ。
(吉原 徹/サグレス)

※この記事は2012年2月に取材・掲載した記事です

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