十円玉で靴を消臭できる?

「足の臭い対策」ウワサの真相5選

2015.02.14 SAT


1日働いたあとの革靴のなかはニオイが充満しているもの。いざというときには、今回お話をうかがったニベア花王の「8×4メン フットスプレー」を使うこともオススメだ
冬は厚手の靴下やブーツが活躍する季節。寒さをやわらげてくれるのはいいけれど、汗をかいてムレるため、ニオイが気になる。仕事終わりに飲みに行った店でお座敷に通され、「ヤバいかも…」とヒヤヒヤした経験を持つ人は少なくないはずだ。

足のニオイを防ぐための専用グッズはいろいろあるが、「十円玉を靴に入れておくとニオイが消える」「足を酢で洗うと、ニオイが抑えられる」など身近なアイテムを使う暮らしの知恵もよく聞かれる。家にあるモノで手軽に対策できるのはうれしいけれど、本当に効果はあるのだろうか? それぞれの根拠を、ニベア花王研究所マネージャー・伴 和佳さんに正誤判定してもらった。

1)靴に十円玉を入れる
→◯静菌作用がある
「銅の持つ静菌作用が皮膚常在菌の繁殖を抑えるため、ニオイが発生しにくくなる可能性があります」

2)お酢で足を洗う
→◯雑菌の繁殖を防ぐ効果がある
「そもそも足のニオイは、足の表面についている『皮膚常在菌』が汗の成分や古くなった角質を分解することで発生します。つまり、足を菌が繁殖しにくい状態にするとニオイ対策になります。菌は酸性環境では繁殖しにくいため、お酢で足を洗うことは効果があると考えられます。ちなみに、ミョウバンも菌の繁殖を抑える効果があり、ニオイ抑制を期待できます」

3)乾燥剤で吸湿、消臭できる
→△直接的な消臭効果はないが…
「乾燥剤に消臭作用はなく、直接的な効果は期待できません。しかし、吸湿作用によって靴が乾燥すると菌の繁殖が抑制され、結果的にニオイがやわらぐことは予想されます」

4)重曹をストッキングに詰めて靴に入れる
→◯酸性をアルカリ性に変える
「足のニオイは、主に酸性の成分に由来します。重曹はアルカリ性ですので、ニオイを打ち消す効果が期待できます。ただし、重曹は皮膚刺激が強いので、ストッキングの網目からこぼれた重曹が皮膚につく可能性があるこの方法は、おすすめできません」

5)木綿の小袋などに詰めたコーヒーのカスや炭、丸めた新聞紙を靴に入れる
→◯悪臭を吸収する
「炭もコーヒーのカスも悪臭を吸着する性質があるので、消臭効果があるといえます。新聞紙などの紙もニオイを吸収する作用があります」

どの対策も長きにわたって使われてきた“暮らしの知恵”だけあって、意外にちゃんとした根拠があるよう。ただ、飲み会や人の家を訪ねる前など「今すぐ消したい!」というシーンでは、フットケア専用のスプレーなどに頼るのがよさそうだ。
(西田友紀/blueprint)

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト