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宮城県「旅費半額補助」に賛否両論

2015.02.24 TUE

噂のネット事件簿


旅費半額助成の政策を打ち出した宮城県。公式サイトには伊達政宗像の画像が表示されている ※この画像はサイトのスクリーンショットです
宮城県が、「県内を訪れる観光客の旅費の半額を助成する」という制度を始める方針であることがわかり、波紋を呼んでいる。

これを報じたのは、2月20日の河北新報。記事によると、制度の関連経費10億円を計上した一般会計補正予算案が、県議会2月定例会で追加提案される予定。可決されれば、4月から助成がスタートする見込みだ。

助成の対象となるのはネットや旅行会社の窓口で販売されている旅行パッケージ商品など。そのほかにも県内の宿泊施設で利用できる旅行券を割引価格で販売できるようにするとのこと。県内在住者でも購入可能で、1人あたりの助成限度額もないという。

東日本大震災で落ち込んだ観光客数を取り戻すという目的があるとのことだが、自治体が旅費の半額を負担するとは、かなり大胆な政策だ。ツイッターでは、

「素晴らしい。成功するかしないかはさておき、地方発でこのような新たな取り組みを行うことは大きな第一歩」
「これすごい。パッケージ商品なら交通費も半分でるの?!…仙台行こうかな」

などという声が挙がっており、多くのネットユーザーが歓迎している。

しかし一方で、カジノ研究家の木曽 崇氏は提言型のニュースサイト「BLOGOS」に「観光振興が仁義なき戦いに:宮城県の『旅費半額補助』政策」という記事を寄稿。半額助成はいわゆる“価格ダンピング”であり、近隣の観光地に打撃を与えかねない禁じ手だと指摘している。ツイッターでも、

「価格のダンピングは価値もダンピングするし、
価格で選ぶ客はリピーターにもならないだろうし、
良い事は何もないと思いますよ」
「周辺県は疲弊し、県内はサービスが悪くなる。いいことなんてない」

など、悪影響を心配する声も多い。

さらに、助成をするにしても旅費の補助というかたちではなく、

「県内にコンテンツを作るのが先だと思う」
「補助する予算があるのなら、街の景観を根本的に変えた方が良い。どこにでもある殺風景な地方都市じゃ、補助が受けられるからと一回行っても、再訪しない」

といったように、県内に観光客を呼べるようなコンテンツを作るべきだという意見も多かった。

予定通りすすめば、あと1カ月あまりでスタートする「旅費半額補助」。動向が気になるところだ。

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