名前について調べてみたら…/第3回

社長に多い名前は、佐藤、誠!?

2015.03.18 WED


佐藤、鈴木、田中の御三家の全国構成比は、上記のとおり。東日本に多い“佐藤・鈴木”が、西日本に多い“田中”に切り替わるのは中部地区から。“天下分け目の関ヶ原”(岐阜)で変わるとは面白いですね データ提供:東京商工リサーチ
先日、社長の名前に関する面白い噂を聞きました。なんでも、社長さんには、同姓同名の人が多いのだとか。そこで、全国の企業情報を収集分析している東京商工リサーチに聞いてみました。すると社長の姓名に関する集計データがあったのです。

「2011年度7月時点の約233万件の代表者データから、社長に多い苗字を見ていきますと、佐藤が3万1910社、鈴木が3万817社、田中が2万4427社と、社長姓の御三家になります」と教えてくれたのは、同社情報本部の関雅史さん。

やっぱり、単純に日本に多い苗字が上位を占めているんですね。さらに、社長に多い名前を地域別に見ても北海道と東北が佐藤、関東と中部が鈴木、北陸と中国・四国が山本、近畿と九州が田中、沖縄が金城とほぼ、その地域に多い苗字の分布と重なるとのこと。う~ん、これはちょっと当然すぎですね。苗字ではなく名前で見れば、何か傾向は見えてこないものでしょうか?

「名前だと社長が“誠”の企業が1万96社で1位、次いで“博”が9428社、“茂”が9190社となります。ちなみに3年前の調査では“誠”は5位だったんですよ」

おお、ここには何かありそう。名前には流行りがありますからね。そこでさらにこのデータを調べてみると、面白いことが分かりました。今回1位のお名前“誠”は、昭和29~48年頃の高度経済成長期に流行した名前。そして2位と3位の“博”と“茂”は、戦後から昭和29年頃にかけて特に流行した名前。3年前の調査と比較して、“博”や“茂”を抜いて、“誠”が上位になったということは、戦後生まれから高度成長期生まれの社長へと、世代交代が進んでいるともいえるのです。

ちなみに同姓同名の社長さんは、苗字と名前の組み合わせで、“佐藤誠”と“鈴木茂”がトップ、次いで“鈴木隆”“田中博”がくるそうです。さて、みなさんの会社の社長さんのお名前はどうでしょう。もしかして、鈴木茂会長、佐藤誠社長、鈴木隆副社長、田中博常務だったりして?

(川上光寿)

※この記事は2012年3月に取材・掲載した記事です

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