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アニメの元ネタ“特定”情報が満載

2015.03.03 TUE

噂のネット事件簿


3月2日にiOS版アプリ、ブラウザ版がリリースされた元ネタ共有サービス「NIJI+」。Android版アプリは3月9日にリリース予定
ネットで事欠かない話題のひとつがアニメや漫画。ストーリーや、アニメの作画などその内容は様々だが、一部のコアなファンのあいだで盛り上がりを見せるのが、アニメや漫画の元ネタだ。たとえば、漫画『黒子のバスケ』なら、キャラクターが履くバスケットシューズのモデルは何なのか、漫画『弱虫ペダル』で登場する競技用自転車のメーカーや走行する道路の場所などが、最近では盛り上がりを見せた。

こうした元ネタに関する情報を提供するファンは、ネットユーザーのなかでは「特定班」と呼ばれている。彼らは、2ちゃんねるの関連スレッドやツイッター、ニコニコ生放送などで、アニメの放送や配信中に、登場したモノなどについてその元ネタをリアルタイムで特定していく。画面にちょっとしか登場しないわずかな手がかりから、すぐに特定していく様に驚嘆するネットユーザーも多いという。

そんな盛り上がりを象徴するようなサービスが、3月2日にリクルートホールディングスからβ版として一般公開された。その名も「NIJI+」。アニメや漫画に登場するモノや場所の「元ネタ」情報を集積・共有するサービスだ。

「NIJI+」の発案者は、元ドワンゴ関係者。ニコニコ動画で様々な元ネタが“特定”されていくことをユーザーとして楽しんでいたが、これらの“元ネタ確定情報”をネットの膨大な情報の中から探し出すのに不便を感じていた。その“集合知”をもっと便利にストックしておきたい、と企画したのが本サービス。ユーザーはアプリまたはサイトにアクセスし、作品とそこに登場するモノや場所のトピックを設定したうえで、元ネタ情報を投稿。それらがデータベース化されていく。

また投稿者以外のユーザーも編集することができるので、より情報内容は充実していく。トピックは作品ごとにカテゴリー分けされるので、元ネタ情報を作品別にチェックすることも可能だ。

現在公開されている“元ネタ”を見てみると、アニメ『けいおん!』のキャラ・秋山澪が使うヘッドフォンが「AKG-K701」であることや、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で葛城ミサトが載っていた車は「アルピーヌ・A310」で「右ハンドル・電動機駆動に改造したもの」であることなどが投稿されている。さらに、ちょっと変わり種でいくと、映画『魔女の宅急便』で登場する「ニシンとかぼちゃのパイ」や、『アルプスの少女ハイジ』の「白パン」といったアニ飯のレシピなども。

同サービスのことを知ったネットユーザーからはツイッターに、

「すげーニッチ!」
「これは面白い試み!」
「現在地近くの聖地検索や作品ごとのリストが便利」
「これ新しい手法だな、ECとか観光とか色々出来そうだ」

と仕組みも含めて、興味関心を持つ声が多数挙がっている。

アニメや漫画のファンにとっては、かなり有用なサービスといえる「NIJI+」。ただし、このサービスは、あくまでリクルートホールディングスのメディアテクノロジーラボから生まれた実証実験段階中のプロダクトとのこと。今後、正式に事業化されるかどうかは反響次第だという。利便性は十分にありそうだが、ユーザーはどのような判断を下すのだろうか? 今後の展開が注目されるところだ。

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