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ネット検索で物知り気分は危険?

2015.04.07 TUE

噂のネット事件簿


研究チームでは、幼いころからインターネットに囲まれて育った子どもが大人になったとき、より影響が顕著かもしれないと指摘している
アメリカ心理学会のサイトに、「ネット検索をしていると、実際よりも自分が知識豊富だと錯覚することがある」という研究結果が掲載され、ネット上で話題となっている。

エール大学のマシュー・フィッシャー氏らの研究チームは、ネット検索を使ってもよいグループとネット検索をしないグループに被験者を分け、簡単な4つの質問を提示。それから4つの質問とは無関係な質問をしたところ、ネット検索を使ってもよいグループのほうが、そうでないグループよりも「自分はその質問に対する知識がある」と自己評価した。

研究チームは、インターネットで検索した人は、自分が多くの知識を持っていると信じてしまうと分析。「“知っていること”と“知っていると思うこと”の区別が曖昧になる」と結論づけている。また、探していた情報を見つけることができなかった場合でも、ネット検索の後は、自分が“賢く”なったかのような感覚を持っていたそうだ。

研究チームによると、スマートフォンが普及し、いつでもネット検索ができる環境にある今、この問題は悪化している可能性があるという。そして「大きな結果を生む決定をする場合には、自分の持っている知識を区別し、実際は“知らない”ことについて“知っている”と思い込まないようにすることが重要」と締めくくった。

この研究結果について、ツイッターには

「たしかにそれはある」
「ネット検索で見つけたデマをそのまま信じる人がいるのはこれが原因かも。自分も気をつけよう」

と、共感する声が投稿されている。だが、その一方で、

「逆に皆賢いような気がしてやりづらいんだよなあ、ネットで検索して分かることは誰でも知ってるんじゃないかって思ってしまう」
「わしなんか学が無いことを充分承知なので、検索する度分からないこと多いなぁと逆にヘコむ」

と、反対に“自分が知らないことの多さを思い知らされる”という声も。「大事なのは無知の知」(※知らないことを知っていると思い込むより、知らないことは知らないと思うことのほうが優れているという考え方)というつぶやきもあり、まさしく…といったところかもしれない。

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