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『週刊大衆』中吊り中止理由を発信

2015.04.11 SAT

噂のネット事件簿


過激な文字が躍ることで有名な『週刊大衆』の中吊り広告 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
週刊誌『週刊大衆』が、4月6日、公式Twitterで「電車内の中吊り広告を4月からやめた」ことを報告。続けて、その理由やウラ事情などを明かし、Twitterで話題となっている。

1958年に創刊され、エロスやスキャンダルといった娯楽路線を突き進む同誌だが、「中吊り広告は、ある意味、言葉狩りとの闘いでした」という。

「『SEX』『女性器』『ヘアヌード』はダメ……。
出すなら、S○Xにしろ、文言の大きさも、小さくしろ、目立たなくしろ……
『おっぱい』が『ぱいぱい』になる、意味不明の変更もありました」

との裏事情を明かしながら、そうした文言が並ぶ中吊り広告について、「こんな下世話な言葉が並ぶ広告が公共の乗り物にあるのは、不快である」という声がある一方で、「満員電車の中での一服の清涼剤だった」との意見もあるなど、賛否両論だったことを報告。そして、出版不況である現実についても触れ、「紙以外の可能性も模索しなければならないでしょう」とつづった。

この「週刊大衆が中吊り広告を止めた」ことはTwitterでも広く話題になった。広告表現について、出版不況について、様々に考えさせられた人は多かったようで、

「週刊大衆さんの中吊り終了は性的表現が時代にそぐわなくなってきたのもあるが、広告費出すのも辛いし効果も疑問なんだろうね。でもそうすれば雑誌は読者とどこで最初のタッチポイントを持つかって話になるよなあ。紙メディアは厳しい時代だねほんと」
「下品うんぬんより、出版不況と紙媒体の将来が案じられる」

などのコメントのほか、

「高齢化で読者層が電車通勤しなくなったため」
「主要読者層が退職して電車に乗らなくなるからじゃないんですかね」

と、時代の移り変わりに加え、それまでの読者層が退職するなどして電車に乗らなくなったからでは? という分析も投稿されている。

「どんな形になろうとも、
私たちは、
面白いと思える週刊誌を、
ひたすらに作り続けたいと思います」
「こうしてツイッターで情報を発信することも、
中吊り広告に代わる事の第一歩なのかもしれません」

と、今後の意気込みを表明した同誌Twitterアカウント。

先日は『週刊アスキー』が紙での展開を今年5月末で終了することを発表したばかり。またJR東日本は、今秋営業運転を開始予定の山手線の新型車両(E235系)では中吊り広告を撤廃することを明らかにしている。かわりに網棚と車両間の通行口の上部に液晶画面を設置して広告を流すことが報じられており、今後車内広告もデジタル化の波が強まることは間違いない。出版業界の模索は続きそうだ。

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