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新聞はネット時代の“脳トレ”?

2015.04.13 MON

噂のネット事件簿


日本新聞協会によると、2014年の新聞総発行部数は前年比3.5%減の4536万2672部と10年連続の減少で、過去最大の減少幅
朝日新聞デジタルに、「春の新聞週間特集」として脳科学者・茂木健一郎氏の“新聞との付き合い方”が紹介され、ネットで話題となっている。

茂木氏は、「新聞が発信する一番大きな情報」は「見出しとレイアウトにあると思う」と述べる。大きさなどから受ける視覚的なインパクトによって、内容の理解度にかかわらず、そのニュースの“重み”や“社会の相場”を知ることができるからだ。そしてネットが普及した現代においてより大切なのは、得た情報をうのみにせず「自分で情報を選択する能力を鍛えること」であり、“ニュースの社会的な価値を視覚で脳に伝える”新聞は、その能力を鍛えることにつながるのではないかと指摘している。

Twitter上の反応をみてみると、同新聞の従軍慰安婦報道問題を思い起こす人も多かったのか、

「『知的間違い探し』のネタとしては脳を鍛えるのに使えるかもね」
「記者が意図的に省いた事実、憶測や伝聞で書いている箇所。
それらの見分けを付けるゲーム。
ただし、その価値に満たない新聞もあるのでご注意」

などと厳しい声が並んでいた。

また、茂木氏は読み手の能力向上を訴える一方で、新聞の作り手側も若者が「読みたい」と思う紙面を作る努力が必要だとしている。これについては

「若い人向けにはその通りだと思うけど、逆説的に新聞の終わりを感じたな。私が重要だと思う記事は新聞に載ってないんだもの」

など、新聞が読み手のニーズに応えきれていないとの指摘もあった。さらに、

「知らず知らず政府見解に染まる新聞やテレビと、同じように情報工作に満ちているインターネット。どの情報を選択するか、判断の基になる柔軟な感性こそが今の教育に求められる」

と、情報があふれる今、それを受け取る力を「教育」に取り入れる必要があるとの意見も。

いずれにせよ、新聞が“脳を鍛える”ツールといわれてもピンとこない人が多かったもよう。これまで情報源としての絶対的な信頼性を誇っていたはずの新聞。だが、ネットが普及した昨今、新聞の真価が改めて問われているのかもしれない。

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