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野球くじ導入?ファン心理は複雑

2015.04.20 MON

噂のネット事件簿


日本野球機構の公式サイト。かつての「黒い霧事件」では西鉄ライオンズ(当時)の人気が大きく低迷。身売りの遠因にもなったが… ※この画像はサイトのスクリーンショットです
超党派の国会議員によるスポーツ議員連盟が4月14日に会合を開き、プロ野球を対象とした「野球くじ」の発売を検討することを決定。これに対し、賛否の声が寄せられている。

今回検討される野球くじは、2020年の東京五輪に向けた財源確保のために打ち出されたもの。日本のスポーツくじといえば、2001年にスタートした「toto」(サッカーくじ)があり、収益の一部がスポーツ振興のための助成に使われているが、東京五輪のメイン会場となる新国立競技場の建設には多額の費用が必要なため、それを捻出する一案として野球くじが浮上した。

プロ野球とギャンブルといえば、1969~71年に発生した八百長事件、通称「黒い霧事件」を避けて通ることはできない。この事件では、各チームの主力級の選手が野球賭博に関する八百長を疑われ、国会も巻き込み日本中が大騒ぎに。入団から5年で99勝を挙げた池永正明(西鉄)や、1967年のセ・リーグ最多勝の小川健太郎(中日)ら計6選手に永久追放の処分が下された事件は、今でも球界の汚点として球史に深く刻まれている。

野球くじに関する声をツイッターで見てみると、

「前向きに検討して欲しい。きっと成功すると思うよ」
「野球くじ出来たら最高じゃん!」

と、待望論も出ているものの、

「今さらプロ野球くじなんか導入して何になるというのか」
「野球を素直に楽しめなくなる 何でもギャンブル化すんなよ」
「野球くじやめてほしい。八百長なんて起きたらどうするつもりだよ」

など、否定的な意見や八百長を心配する声も少なくない。また、議員連盟の会合では、くじはコンピューターが無作為に勝敗を予想する「非予想系」になるとの方針が確認されたため、

「野球くじめっちゃ楽しみだと思ったら非予想とか需要ないわ」
「野球くじ予想できないんじゃつまんないよね~」
「贔屓チームの負けを願うのなんて真平御免だし、ランダムなら別に他の宝くじでいいじゃない」

といった声も上がっている。

Yahoo! JAPANでは、「『野球くじ』どう思う?」というアンケートが行われており、「賛成」44.0%に対し、「反対」が56.0%(17日18時時点)と、反対派が若干上回る状況。かつてtoto導入時には、プロ野球界が導入に反対した過去もあり、そもそも球界が議員連盟の提案を受け入れるかどうかも未知数だ。

東京五輪まで、そう多くの時間が残されているわけではないが、野球くじ導入にはまだまだ越えなければならないハードルがいくつもあるようだ。

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