海外旅行先での痛い目に遭わないために…

天才スリ師に聞くスリ被害の防ぎ方

2015.04.24 FRI


ウィル・スミス扮する超一流の天才サギ師が、30人もの腕利きが集まる犯罪集団のトップとして巧妙かつ鮮やかな手口で魅せるコン(犯罪)・ムービー。彼を惑わす美人サギ師との恋の行方も注目! 『フォーカス』 5月1日(金)から新宿ピカデリーにて全国公開 ワーナー・ブラザース映画 (C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
平日にうまく休みが取れれば、長期連休にもなる今年のゴールデンウィーク。海外旅行に行く予定の人もいるだろうが、現地で気をつけたいのが「スリ被害」。その実態と対策を世界屈指の天才スリ師としてコンサルタント活動をするアポロ・ロビンスに聞いた。さっそく対策について尋ねたところ、「残念ながら、腕利きのスリに狙われたら逃げる術はない」と衝撃の発言が飛び出した。

“ザ・ジェントルマン・シーフ(紳士的な泥棒)”という異名を持つ彼は、テレビ番組や講演会でスリの手口を実演。ターゲット役に指名された人物は、これからスリが行われると知らされながらもポケットに入れた携帯電話や財布、さらには腕にしっかりとはめた時計まで、いとも容易にスラれてしまう。そうなると一般人が防ぐのはほぼ不可能に思えるが、みすみすスラれるわけにはいかない。せめてもの対処法を聞いた。

「彼らはターゲットの横や足元に置いてある荷物もあっという間に盗んだり入れ替えたりできるから、ハンドバッグはいつも体に巻き付けておく。それとATMでクレジットカードを使わない方がいい。どんな細工が施されているかわからないからね。でも正直なところ、身の守り方を聞かれても、全てを守る方法を答えるのはかなり難しいんだ。だから被害に遭う可能性もあることを自覚しておくことが大切。とにかく貴重品全てを同じ場所に置かない。そして盗まれた場合に備えて、パスポートの情報はバックアップしておくことだね。一つだけいえるのは、腕利きのスリは“ターゲットを選ぶ”ということ。他に狙いやすそうなカモがいれば、ガードの固い人はパスするんだ。空き巣もスリも対策は一緒。“常にガードを固める”、これに尽きるね」(アポロ・ロビンス)

そんなアポロ・ロビンスは、天才スリ師や詐欺師の活躍を描く映画『フォーカス』で演出・監修を務め、人間行動学に基づくスリや詐欺のノウハウを惜しげもなく披露している。多くの旅行者でにぎわう空港やカジノ、そしてアメリカ最大のアメフトイベント「スーパーボウル」に沸く街中で、目を見張る速さで繰り出される華麗なる手わざとダマしのテクニックは、不謹慎ながら感嘆の一言。連携プレイでスルスルと貴重品が盗まれていく圧巻のシーンは、観客に見えるような演出を加えてはいるが「極力現実に忠実に再現している」という。

観光地には、スリやサギ師が必ずいるという警戒心を持つことが肝心。常に周りに気を配りつつ旅を楽しもう。
(足立美由紀)

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