ちょっとの意識で“いい声”は作れる?

好かれる声、嫌われる声の特徴

2015.05.07 THU


ボーカロイドの元となる声に向いているかは、実際に録音を始めてみないと分からないことも多いそう。聞いていて心地よい声であるかだけでなく、長い録音時間にも耐えられる、強い喉を持っているかも重要なんだとか
生まれてこのかた「いい声」なんて褒められたことがない僕。人に言わせると、男の割には高めで、少し鼻にかかったような声なんだとか…。いい声になりたいけど、いい声っていったいどんな声なのだろうか。歌手や声優はもちろん、一般企業のサラリーマンなどにもボイストレーニングを行う「ブレスヴォイストレーニング研究所」の代表・福島英さんに話を伺った。

「いい声であるかどうかは、その人自身の容姿や性格、立場などと合っているかということが重要です。女性の心をひきつける声は、たくましさや勇ましさを感じさせる低く太い声ですが、小柄でかわいらしい男性が低い声でも逆に違和感を与えてしまいます」

また、新入社員は明るくハキハキとした声、会社の重役は低く落ち着きのある声など、年齢と立場によって「この人はこういう声だろう」と多くの人が抱くイメージがあり、それとズレがあるとどんな声でも良い印象はもってもらいにくいようだ。それでは、容姿と声にギャップがある人はどうすればいいのだろうか。音声情報工学を専門とする、東京工芸大学工学部メディア画像学科・助教の森山剛さん、教えて!

「声が高い男性は軽い印象を与えがちなので、話し始めや終わりを意識してゆっくり話すと落ち着いた印象を与えられます。逆に声が低すぎる人は威圧的な印象を与えるので、口角をあげて明るいイメージで優しく話すといいでしょう」

話すスピードや表情を変えることだけで印象が変わるなら、手軽でいいですね! ところで昨今「初音ミク」のようなボーカロイドが大人気ですが、多くの人がひきつけられる声には何か共通点があるのだろうか? ボーカロイドの元となる声の主を選ぶ基準について「ボーカロイドの父」ともいわれている、ヤマハの剣持秀紀さんに聞いてみた。

「声帯が規則的に振動すること、音によって声色が変わらず安定していることなどの基準があります。また、長時間の録音に耐えられる耐久力を持っているかなど、録音してみないと分からないこともあります」

合成された音声と生の声を単純比較することはできないが、人が魅力を感じる声には何かしらの法則性があるよう。ちなみに福島さんによると、自分と似ているキャラクターの芸能人の声や話し方をマネすることも、いい声を作るためのコツなんだとか。自分のキャラに合った声を手に入れるべく、モノマネに励んでみる?
(河島ロク/GRINGO&Co.)

※この記事は2012年5月に取材・掲載した記事です

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