計算力&記憶力が向上!病気も防ぐ?

専門家に聞く!カフェインの実力5選

2015.05.05 TUE


最近では「デカフェ」「カフェインレス飲料」のブームもあり、過度に摂取を嫌う人もいるが、効果的に使えば利点も多いようだ 画像提供:Pakhnyushchyy/PIXTA(ピクスタ)
眠気覚ましの一杯といえば、コーヒーなどのカフェイン飲料。ご存じの通り、カフェインはコーヒー豆や茶葉、カカオ豆などに含まれる成分で、ヒトに対して興奮作用を持つことが知られている。一部の栄養ドリンクや頭痛薬などにも含まれていて、日頃お世話になっている人も多いだろう。そんなカフェインが持つ優れた効能について、カフェインのスペシャリストである滋賀医科大学・旦部幸博講師に取材した。

◎カフェインの効能1
カフェインを摂取するとミスが減る

「眠気の抑制や、眠気による作業ミスを減らす効果が、複数のテストで確かめられています。その効果は30分の仮眠と同等以上。とはいえ、もちろん効果には限度があって、例えば30分おきに摂りつづけたからといって、ずっと起きていられるわけではありません。でも、少なくとも摂取しないより摂取する方が「マシ」だと言っていいでしょう。『コーヒーを飲むとかえって眠くなる』という声も聞いたことがありますが、その真偽や理由は不明です。コーヒーを飲んでリラックスしたり体が温まったりした体験が心に刷り込まれた結果、コーヒーで眠気を催しているのかもしれませんね」(旦部先生)

◎カフェインの効能2
カフェインは酔い覚ましに効果的

「カフェインは酔い覚ましにも効果的といわれており、酔っているときに摂ると意識がしっかりするようです。ただし、実際にはアルコールの分解を早めるなどの効果はなく、頭が冴えるだけで体は普通に酔った状態。そのため『酔っていない』と錯覚して酒を飲み過ぎると急性アルコール中毒などに陥る可能性もあります。アメリカなどでは高カフェインのエナジードリンクとアルコールを一緒に飲んだ若者の死亡事故も相次いでいます。自分の酒量の限界を見誤らないよう、一緒に摂るときは注意が必要でしょう」

◎カフェインの効能3
カフェインには様々な病気の予防効果がある可能性も!

「病気の予防については長期的なテストが必要なため立証が困難です。ただ、コーヒーやお茶を用いた複数のテストで、カフェインを摂る人はパーキンソン病やアルツハイマー病になりにくい可能性が示唆されています。仮に証明できても『発病する確率が下がる』効果であり、あなた自身がどうなるかは結局『運次第』ですが、飲まないよりは発病確率が多少なりとも下がるかもしれません」

◎カフェインの効能4
カフェインには計算力を向上させ記憶力を高める働きがある

「算数ドリルのような単純計算を繰り返す前にカフェインを摂取していると、摂取しないときより問題を解くスピードが速くなり、計算ミスが減ります」

◎カフェインの効能5
カフェインは疲労感を和らげてくれる

「疲労“感”どころか、頭と身体両方の疲労“そのもの”を和らげる効果があります。特に作業前に摂取しておくと、作業中に疲れにくくなるため効果的。また、精神的ストレスを和らげ、リラックスさせる作用もあるようです。“こり”を和らげるという噂もありますが直接の報告はまだありません。肩・首こりの原因はまだよくわかっておらず、疲れから来るものばかりでもないでしょうから“こり”自体に効くとはいい切れません」

ちなみに旦部先生によると、健康な人がカップ5~10杯のコーヒーを一気飲みした場合(カフェイン0.5~1gに相当)、頭痛や不安、手の震えなどが表れることがあるそう。よほど敏感な人でない限り毎日のカフェイン摂取量を気にする必要はないようだが、エナジードリンクや錠剤を使うときは一度に摂り過ぎないよう量をきちんと確認したほうがよさそうだ。
(山口優希/ユーフォリアファクトリー)

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