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救急車の有料化案 賛成派が優勢

2015.06.19 FRI

噂のネット事件簿


約5割が軽症患者という結果をどう捉えるのか
緊急時に出動を要請する救急車について、これを有料化しようという案が浮上。その是非を巡ってネットで議論となっている。

この案は、5月に開催された政府の財政制度等審議会で提案されたものだ。財務省は、現在消防費が年間約2兆円かかっており、今後も増大が見込まれること、さらに現状を放置すれば、真に緊急を要する傷病者への対応が遅れることなどを挙げ、「軽症の場合の有料化などを検討すべきではないか」と提言している。会議後には麻生太郎財務相も「一つの考え方だ」と、導入への可能性を示唆した。

『平成26年版 消防白書』によれば、2001年には年間約440万件だった救急車の出動回数は、2013年には約590万件に増加。そのうち49.9%は入院加療を必要としない軽症の患者だった。そのため消防庁は、救急車の適切な利用を促すマニュアルを作成。「ためらわずに救急車を呼んでほしい症状」を詳細に解説することに加え、症状に緊急性がなくても呼ばれた事例として、

「蚊に刺されてかゆい」
「海水浴に行って、日焼けした足がヒリヒリする」
「紙で指先を切った。血は止まっているが・・・」
「今日入院予定日だから、病院に行きたい」

といった実際の出動要請を紹介している。

これまで無料で利用できたものを有料にしようという今回の提案だが、ツイッターを見ると、

「確かに性善説ではダメ。基本有料(3万円程度)で複数の医師が救急車要請の必要があったと認めた場合だけ払い戻す。それでいいと思う」
「高額じゃなければ有料化に賛成!」
「さっさと有料化する,しかも高額で.そして本当に緊急の状況と判断された場合は後で無料にする」

など、これに賛成する声が多い。Yahoo!は現在、「救急車の有料化、どう思う?」というアンケートを行っており、「重症患者以外は有料化(患者の状態に応じて払い戻しを医師が判断)」が60.2%、「症状に関係なく有料化」が20.7%と(18日9時現在)、およそ8割の人が何らかの形での有料化に賛成している。

しかし一方では、

「救急サービスは行政の役目やろ金取ったらあかんわ」
「なんのために税金納めてるんだろ?」
「拙速な有料化は、経済的貧困層を救急車から遠ざけ、生存権を侵害しかねない。『金無きものは死ね。』では困る」

など、有料化に反対する意見も寄せられている。救える命を救うためにも、適切な救急車利用が国民全員に求められているようだ。

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