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ユルい企業アカウント、問題点は?

2015.06.29 MON

噂のネット事件簿


botといえど“復活”した同アカウントには、「おかえりなさい」の声が相次いだ ※この画像はサイトのスクリーンショットです
“ユルい”発言をする企業の公式ツイッターアカウントはネット上で人気があるが、6月23日、ゴルフ用品を中心に扱う卸・小売の会社である北側物産の公式アカウント(@ktgwbs)が「ユルすぎ」として社内で停止指示を受けたことを報告した。このことに衝撃を受けた様々な企業アカウントたちがツイッター上で一致団結して行動を起こし、北側物産公式アカウントは停止を回避したのだが、一方で「公式アカウント」の運用について、ネット上では様々な議論を呼んでいる。

北側物産の公式アカウントは23日、

「ツイートがユルすぎて会社からツイート停止の指示を受けてしまいました。
大変恐縮ではございますが、本日をもって当アカウントは停止させて頂きます。
1年5ヶ月の間皆様にお付き合いいただき大変にありがとうございました」

と報告。これに衝撃を受けた企業アカウントたちは、別れを惜しんで同アカウントの定例ツイート「お昼がきたがわ!」を一斉に発し、「Twitterトレンド」入りさせようと企画。見事にランクインしたことが功を奏したのか、同アカウントはその後、ツイート停止措置が回避されたことを報告したが、運用方針はまだ定まっていないのか、26日からはbotによる機械的な更新が続いている。

この北側物産の停止指示の騒動を受けて、ツイッターでは、他の企業の「中の人」から運用の悩みを訴える声があがるほか、一般のツイッターユーザーからも、

「企業SNS活用って、外だけでなく内側へもPRが必要・大切って事例おね」(原文ママ)
「北側物産さん活動停止と聞いて
ゆるい公式アカウントさんて加減難しいんでしょうね
公式というお堅いイメージをゆるさで緩和しながらも自社広報して、最低限の線引きは必要だし
RTでまわりやすいから認知はされやすくも“変な会社”と思われかねないリスクもあるし」

など、社内の理解や投稿内容の難しさを案ずる意見や、

「(ツイッター上で)愛されたとはいえ、実際の商売にどれだけ結びついているかは正直怪しい」
「しかし実際、ゆるアカがフォロワー大量に集めたからって、その会社のビジネスに役立っているかっつーと微妙だよな」

と、企業が運営するうえでの効果がみえにくいことを指摘する意見も。また公式アカウント同士の団結したやり取りについては、

「ちょうどケロリンをウオッチしていて、企業tw連合のようなものがあるんだな~と思っていた所の絆!泣ける」

という感想がある一方で、

「もう公式アカウント同士の馴れ合いが主目的になっちゃってるんだろうな」
「『ゆるい』が行き過ぎたり、担当者同士で固まって『内輪の馴れ合い』になるのはよくない。『親しみやすさ』を目指すべき」

という厳しい意見もあがっている。

企業アカウント同士が固い絆をみせ、ツイッターユーザーたちもホロリとした一件だったが、ビジネスの観点からは、考えるべき課題が浮き彫りになった出来事のようだ。

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