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エンブレム審査員の説明が逆効果?

2015.08.28 FRI

噂のネット事件簿


佐野氏の原案に微修正が加えられ完成したというエンブレム(左がオリンピック、右がパラリンピック) ※この画像はサイトのスクリーンショットです
2020年東京オリンピックのエンブレムが、ベルギーの劇場ロゴに似ていると指摘された問題に関して、エンブレム選考の審査委員のコメントを8月26日に朝日新聞デジタルが掲載。さらに28日には大会組織委員会が会見を行った。ネット上ではその内容が話題となっている。

アートディレクターの佐野研二郎氏がデザインしたエンブレムは、「TOKYO」の頭文字であるアルファベットの「T」をモチーフに、日の丸を思い出させる赤い円などをあしらったもの。さらに、「T」の横棒を模した左上の三角の飾りが右下部分もあり、2つの三角で中央に円がかたどられている格好だ。この三角の飾りが、見方を変えるとアルファベットの「L」のようにも感じられ、「T」と「L」によってデザインされているベルギー・リエージュ劇場(THEATRE DE LIEGE)のロゴと酷似しているとの指摘を受けているのだ。

このデザインについて審査委員の1人であるグラフィックデザイナー・永井一正氏がコメント。報道によると、佐野氏のデザイン原案は、別の商標と似ている部分があったため、大会組織委員会の依頼で微修正された結果、現在の形となったのだという。28日に大会組織委員会が公表した原案を見ると、「L」に見える右下の三角の飾りはもともと右上にあり、赤い丸が右下。全体にかかっている円型のデザインはなかった。修正を重ねるうちに円の要素が追加され、最終案で決着したとのことだ。

エンブレム完成の経緯を説明して“盗作疑惑の払拭”を試みた大会組織委員会だったが、ツイッターでは、

「応募作を審査委員が修正すること自体がおかしいやろ」
「似てるから修正が必要なものが選考されるっておかしいよな」
「選考後に修正って選考した意味が全く無い」

と、エンブレムの選考方法に対する疑問の声が続出。さらに、

「なんで修正を加えられましたって、佐野さんは言わなかったの?」
「五輪エンブレムの原案。元々は円形じゃなかったと。でも以前の佐野さんの釈明記者会見では『円をコンセプトにしている』と明言してたが?」
「佐野エンブレムの原案出てきたけど、前にAからZまでも作ってたの公開してたけど、あれは丸みあるデザインだったし、修正までしてからわざわざアルファベット全て作ったんかね」
「これじゃあ日の丸が心臓の位置に~とか前回の東京五輪のロゴに合わせた曲線っていう部分がないからコンセプト自体が全然ちがうものにみえるんだけど」

など、8月5日に行った佐野氏本人の会見との矛盾を指摘する“ツッコミ”も多数あがっている。

今回の騒動では、佐野氏を擁護したグラフィックデザイナーが別の盗作疑惑をかけられてしまうというケースもあったが、

「ここまで来ると全てが言い訳に聞こえてしまう。沈黙を守った方がまし?」
「は、はあ…なんかもう佐野さん一派は黙ってていいと思うの、、、」

といった意見も。“火消し”のつもりのコメントや会見が、結果的には“油を注ぐ”事態になってしまったようだ。
(小浦大生)

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