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新国立 ザハ氏反論で世論変化?

2015.08.29 SAT

噂のネット事件簿


ザハ・ハディドアーキテクツが公開した新国立競技場のプレゼン動画。23分にわたって詳しく解説している ※この画像はサイトのスクリーンショットです
莫大な費用が問題視され白紙撤回された新国立競技場の建設計画。そのデザインを担当した建築家のザハ・ハディド氏の事務所「ザハ・ハディドアーキテクツ」は、デザインを大幅に変えることなく予算を抑えることが可能であることを主張する動画を発表した。

動画では、ザハ氏のデザインを改めて詳細に説明するとともに、建設費や工期にも言及。2520億円という莫大な建設費を減らすためだけの白紙撤回なら、ゼロからデザインをやり直すことは「不必要なリスクを増やすだけ」だと指摘。さらに、「デザインの積み重ねを失うことなく、施工者の間に競争力を生み出すことが、問題解決への回答であると確信しています」と、ザハ氏のデザインでも施工業者の競争によって建築費を減らせるとアピールしている。

また、何かと槍玉に挙げられるキールアーチについては、「地盤の上に作られるので、座席スタンドと並行して工事をすることができる」と説明。白紙撤回によって短くなった工期のなかでコストを抑えて建設するには、キールアーチの採用こそが有効であると訴えている。

ザハ案を採用するメリットについて、詳しく解説するこの動画に多くのネットユーザーが納得させられた模様。ツイッターでは、

「あんなにすばらしい反論プレゼンみせられるとやはりザハ案がいいなぁってなるよね」
「本当に感動するレベルでザハの動画が素晴らしい。日本の理不尽な批判すべてに対して、ロジカルな説明で返答している」
「ザハ氏の反論プレゼンビデオ、すっごい分かりやすくて説得力がある。ちゃんと将来的にコストとかを節約できるように考えてるんだな」

と、そのプレゼンテーションに脱帽したとの意見が多数寄せられている。また、

「建築家が何を考えてデザインしてるのかとか、オリンピック後の用途変更にどう対応するかとか、めちゃめちゃ分かりやすくて面白い」
「改めてザハの動画と資料PDF見てるけど…ワイドショー的な批判は全部理詰めでつぶされてるし、資料PDFに出てくる写真はワクワクする物ぞろいだ。スタジアムを使用しないときでもキャットウォークをランのルートとして活用できるのは面白い」

など、今回のザハ氏のプレゼンで新国立競技場の全貌を知ったとの声も多い。頻繁に報道されていたわりには、ザハ案がどんなものなのか、一般にそこまで伝わっていなかったことも浮き彫りになったともいえそうだ。

なかなか行く末が見えない新国立競技場問題。プレゼン動画によってザハ案を支持する人も出てきているなか、果たしてどんなデザインが採用されるのか、気になるところだ。
(小浦大生)

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