ネット界の“旬”なニュースをお届け!

平和賞で議論「9条受賞なし当然」

2015.10.13 TUE

噂のネット事件簿


憲法9条のノーベル平和賞授与を促すため、ネットでの署名活動が行われている ※この画像はサイトのスクリーンショットです
ノルウェーのノーベル賞委員会は10月9日、2015年のノーベル平和賞をチュニジアの「国民対話カルテット」に授与すると発表した。日本のネットユーザーからは、この決定に対し、様々な意見が寄せられている。

「国民対話カルテット」は、チュニジア国内の労働団体、弁護士会など4団体によって2013年に結成された枠組み。2010年後半から2011年にかけての民主化運動「ジャスミン革命」によってベン・アリ独裁政権が崩壊した後に、イスラム勢力と世俗派(政教分離を推し進める立場の派閥)との対立が激化するなか、国民対話カルテットは、仲介役として両者の対立解消に尽力。その結果、新憲法制定、議会・大統領選を実現させ、両勢力が参加した正式政府が今年2月に発足している。

ただし、政府発足後も、相次ぐテロに厳戒態勢が続いている状態。“平和”と呼ぶには程遠く、ツイッターでは、

「平和でないのに平和賞?希望的観測で平和賞?最近、平和賞の選定が政治的で名ばかり平和賞になっているようだ」
「確かに道半ばで賞を与えても意味ないものになるだろう。 一部の特権階級のノーベル財団による茶番に見えて仕方ない。 パーティーの余興のひとつなのか?とても滑稽だ」

など、ノーベル平和賞が授与されることに対する異論も少なくない。

なお、平和賞に関する話題として、「憲法9条」(正しくは、「憲法9条を保持する日本国民」)もノミネートされていた。こちらは受賞を果たせなかったわけだが、これについてツイッターでは、

「そもそも日本人が思うほど日本の憲法9条は海外の人にとって『平和に貢献している』という実感は無いのではないかと思うのですが」
「平和賞、チュニジアの人権団体とのこと。おめでとうございます! 日本の被爆者、そして9条の会、候補に選ばれただけでも素晴しいこと! また来年に期待をかけます。さらに自分たちで守る努力しなければ!」
「憲法9条はあくまで日本国内のシステムの一部にすぎないし、これが世界のどっかに平和をもたらしているわけではないのだから、(受賞しなくて)あたりまえ」

など、様々な意見が交わされている。

ちなみに、憲法9条へのノーベル賞授与を促すための「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会は、署名サイト「change.org」でネット署名活動中。「この書名は、ノーベル平和賞を授与されるまで継続いたします」とのことで、今後も働きかけていくようだ。
(小浦大生)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト