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「リア充オタク」=「ニワカ」論争

2015.10.14 WED

噂のネット事件簿


番組で紹介された「オタク」の外見イメージは「メガネ、リュック、チェックのシャツ」…。さすがにステレオタイプすぎる気もするが…
情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)10月9日放送回の「アレナニ?」というコーナーで、博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏が「リア充オタク」という言葉を登場させた。原田氏はこの言葉について解説したが、ネット上ではオタクの間で異論が噴出している。

「アレナニ?」は、今話題になっている事柄に焦点を当て、解説するコーナー。毎週金曜日は、これまでにも「マイルドヤンキー」「さとり世代」といった言葉を生み出した原田氏が、若者の流行を紹介し、その背景について分析している。

この日のテーマは「若者たちのオタク事情」。番組では、街中にいる“普通の”若者が、意外な「オタク」趣味を持っていることを紹介。原田氏はこういった若者のことを「リア充オタク」と名付け、「(これまで)リア充とオタクは真逆の概念」だったが、「(最近は)これを両立するハイブリッド型の若者が非常に増えている」と指摘した。

番組では、オタク市場が2007年から2013年で3倍に増えているものの、オタク関連の個人支出として、“2004年のオタク”は年間平均10万円(野村総合研究所調べ)なのに対し、“2013年のオタク”は2万5000円(矢野経済研究所調べ、アニメ分野のみ)に減少していることをピックアップ。

原田氏によると、これはネットで情報が手に入りやすくなり、情報収集にお金がかからなくなったほか、ファッションなどに充てる費用を確保しておくため、と分析。「昔ながらのオタクが減り、リア充オタクが増えて」おり、「リア充がオタクになると、(イメージとの)ギャップが生まれ、“幅の広さ”をアピールできるからリア充オタクを目指す若者が増えている」という分析もしていた。

番組放送後、ネットは大荒れ。ツイッターには、「あんたら何言ってんの?グッズ費用をファッションにあてて、ちょっとアニメ見てるからオタクだオタクだ名乗んじゃねぇよ」などと、「オタク」とおぼしき人たちから怒りが噴出し、

「リア充オタクの『2万5000円』という値段、ちょうどブルーレイを全巻揃えることもできない金額な辺りがニワカ感を表してる」
「リア充オタクって要はニワカでしょ?」
「定義がステレオタイプすぎるし、
出費の過多が全てではないが、リア充オタクとやらがそんなのなら、
それはオタクではなくただのニワカだよ」(原文ママ)

と、「リア充オタク」=「ニワカオタク」という意見が多数登場。ただ一方で、

「リア充オタク・・・リア友はいるが恋人はいない。ニワカよりは造詣はあるがオタクよりは浅い。そのへんのポジションを指すには適切かもしれない。類義語にマイルドオタク、カジュアルオタク、ファッションオタクなど。。。」

と、使い方によっては適切な言葉かもしれない、という見方や、

「リア充オタクを『ニワカ』『ファッション』という言葉で糾弾し排斥して、自分達こそが真のオタクであるということを示そうとするオタク原理主義者の存在と、そういう人たちは実はリア充に対して並々ならぬコンプレックスを抱いているということも合わせて報道されたし」(原文ママ)

と、「オタクによる(ニワカ)オタク叩き」に苦言を呈する声も。

そもそも、「オタク像が変化している」ということがメインテーマだったのだが、「オタク」という言葉が使われること自体に不快感を示す“オタク”が多かったようだ。
(花賀太)

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