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パックン マイナンバーの問題指摘

2015.10.16 FRI

噂のネット事件簿


お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーランが、日本のマイナンバー制度の問題点を指摘するコラムを寄稿し、話題となっている。

話題となっているのは、パックンが『ニューズウィーク日本版』に寄せた「マイナンバー歴44年の僕から一言」という記事だ。パックンはまず、アメリカのマイナンバーにあたる「社会保障番号(SSN)」について、その利便性を挙げたうえで、成り済まし詐欺が蔓延していること、被害解決の責任が被害者にあること、毎年数百万人ものアメリカ人が被害に遭っていることなどを説明。今年7月には2100万人ものデータが流出したが、アメリカの場合、「実際に悪用されたことが証明できるまでは新しい番号を発行してもらえない」という。

そしてパックンは、

「国民を管理するのには便利だが、管理している側を誰が管理するのか?」
「番号一つでどこまで個人情報を引き出せるようになるのか?」
「詐欺に遭った被害者はどう対処されるのか?」
「そもそも詐欺防止対策はどうなっているのか?」

という4つの疑問点をあげ、とりわけ詐欺防止対策について、

「今のご時世、番号が書いてある紙一枚を持ち歩くようにするなんて!」
「『スーパーのレジに提出する』という話が出た時点で、マイナンバーの恐ろしさを理解していないと感じる」

と、指摘。国民番号制度の構築が遅れた日本に対し、「(世界には)成功例や失敗例の資料がいっぱい揃っている。ちゃんと参考にしてほしい」と述べている。

パックンはアメリカ・コロラド州で生まれ育ち、ハーバード大学を卒業した経歴の持ち主。そんな彼が語るマイナンバーのデメリットはネットユーザーに響いたようで、ツイッターには、

「これは参考になる話ですね」
「やっぱり、利便性以上の危険性がある。政府はなんとかなると思ってんのかね?」
「そうだよな…。 やっぱり詐欺対策大事だよな…」
「めっちゃ分かりやすい これはみんな読んだほうが良いよね 初めて知る事ばかりだった」
「この記事はとてもいい記事、ユーモア溢れて読みやすいし、勉強になった。政府の人にも是非読んでほしいなぁ」

など、パックンの文章の分かりやすさを称賛しつつ、マイナンバー制度を不安視する声が多数投稿されている。

パックンによれば、アメリカの“駄洒落好きなオヤジ”の間では、「社会保障(Security)番号」は「社会不安(Insecurity)番号」と呼ばれているそうだが、日本でも同じような駄洒落が流行しないことを、ただただ祈るばかりだ。
(金子則男)

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