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「蛍光灯が禁止」報道でネット物議

2015.11.29 SUN

噂のネット事件簿


すぐになくなるわけではなさそうだが、昨今の省エネ事情からすれば、消費電力が大きい白熱灯と蛍光灯はどうしてもLEDに見劣りしてしまうもの
朝日新聞デジタルは11月26日朝、「蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換」という記事を公開。政府が2020年度をめどに、白熱灯と蛍光灯の国内製造および輸入を実質的に禁止する方針を固めたと報じ、ネット上で波紋が広がるという一幕があった。

エネルギー消費効率の低い“白熱灯”については、すでに経済産業省が2008年に、2012年までに製造・販売を中止し、蛍光灯やLEDなどへ切り替える方針を打ち出しており、多くの企業ではすでに生産が中止されていた。同記事では、これに加えて、「エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針」が同日昼に開かれる官民対話で表明されるとしていた。

Twitterには、なじみのある蛍光灯や白熱灯が禁止されるという報道に対し、

「文明開化前の千年にもわたる(?)炎の灯りから白熱灯へ。からのぉ蛍光灯からLEDへ。なんという変化の加速度っぷり」
「ちょっと古いイイ感じのインテリア照明機器とか、どーすりゃいいんだ…」
「オフィスとかの直管は球交換するだけじゃ済まないって分かって言ってるのかな」

など、驚いたり、困惑したりする声が次々とあがっていたほか、

「この一件、単なる趣味の問題ではなくて、こんなことにまで国が『禁止』という手段を平気で使うっていう感覚が恐ろしい。
何もかも国の押し付けになる 初めの一歩って感じ;;」
「LEDの光が苦手で室内に取り入れていません。こういった上からの押し付けは嫌です。政府おかしい」
「は? 政府が禁止するの?」

と、“お上”からの圧力に疑問を呈する投稿もあった。

しかし、この記事の公開後に行われた官民対話では、同記事とは少し違う展開だった模様。ロイター通信によれば、官民対話後の記者会見で甘利明経済再生相は、将来的に白熱灯はなくなる可能性を示唆したものの、「蛍光灯や白熱灯の使用・生産・輸入が突如なくなるわけではない」とし、“禁止政策”ではないと説明したという。

白熱灯と蛍光灯の明かりに独特の味わいを感じる人は、いまだ少なくない。そのため、LEDへの切り替えを強制されるかもしれないという報道が、大いに物議を醸した一件となった。
(花賀太)

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