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千葉のドローン宅配「浜風大丈夫?」

2015.12.18 FRI

噂のネット事件簿


ドローン研究の第一人者といわれる千葉大・野波健蔵特別教授とも連携 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
政府は12月15日に開催した「国家戦略特区諮問会議」で、地域限定で規制緩和を適用する「国家戦略特区」のひとつに千葉市を指定。ドローンを活用した医薬品などの宅配事業ができるようにすると発表し、注目を集めている。

「国家戦略特区」は、安倍政権が進める経済特別区構想のこと。都市再生やビジネス環境の改善、雇用など、様々な分野の規制を地域限定で緩和することで、国際競争力強化と経済活動の拠点の形成を図るものが目的だ。特区は全国の自治体から提案された計画の中から内閣府が選出。千葉市はドローンを活用した宅配事業や、自動走行する無人タクシーの運行事業などの実証実験の実施を提案していた。

ドローンによる宅配サービスは、幕張新都心に近接する東京湾臨海部の物流倉庫から、海上や河川の上空を飛行し、新都心内の集積所まで運び、住宅地区内のマンション各戸へ荷物を届けるイメージ。そのほか、ドローンを活用した、不審者・侵入者に対するセキュリティサービスも行う。

この千葉市の提案が通ったことに、Twitterには、

「どんどんやるべき」
「これは良い取組み。できるだけ範囲を広げて欲しい」
「千葉市でドローン宅配開始かー。 千葉チャレンジしてるなー」

などと関心を寄せる声が投稿される一方で、

「千葉市で試験的にドローン配達するらしい。あの浜風に耐えれるのかなぁ。ドローンで配達ってなんか不気味」
「千葉市幕張にドローン特区。 でも受取に関しては、超えなきゃいけないハードル多いよ…」
「幕張新都心を飛び交うドローン、想像するとカオスだ。落っこちたらどうするんだろうか」

など、リスクを心配する意見も多い。このような意見は熊谷俊人千葉市長のもとに届いたようで、市長は自身のTwitterアカウントで、

「ドローンについては宅配等、必要と認めるドローンの飛行について規制緩和するということであり、安易に住宅街等でのドローン飛行が認められるということではありません。また、その際のドローンに搭載されたカメラ映像のプライバシー確保等について厳しい基準を設ける等の対応も必要と認識しています」
「ドローン宅配というと水平輸送ばかりが注目されますが、短期的に価値があるのは日本特有の高層マンションを対象とした垂直輸送です。若葉住宅地区という1万人以上が居住する住宅開発プロジェクトの設計段階に盛り込むことが主眼です」

と補足している。

千葉日報ウェブなどによると、Amazonなど、数社と事業化に向けた検討を行っているとのこと。Amazonはアメリカなどでドローンを使った宅配の実証実験をしているが、まだ実用化には至っていない。千葉市で実現すれば、世界初の実用化となる可能性があり、期待が高まっている。
(花賀 太)

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