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情報流出対策でUSB塞ぐ…効果は?

2016.02.12 FRI

噂のネット事件簿


昨年、大阪府堺市の元職員が無断で6年間にわたり、市内の全有権者約68万人分の個人情報を民間レンタルサーバーに保存し、これがネット上に流出した事件があった。この問題に対して、堺市では今年1月20日、「個人情報流出事案検証委員会」を設置。有識者などが市の行った調査や再発防止策の妥当性を検証し、再発防止に努める構えだ。

そして2月8日、朝日新聞デジタルなどは、堺市が情報持ち出しを防ぐため、「住民情報を扱う部署のパソコン約1000台のUSBポートを塞ぎ、専用の鍵以外では外せなくした」ことを報道。これは元職員が、市のパソコンと外付けハードディスクをUSBケーブルで接続していたことを受けての措置だ。また、堺市は約600台のパソコンについては、「専用のソフトでUSBを使えない設定にした」という。

専用ソフトの導入はさておき、個人情報流出という大問題に対しては、なんともアナログな方法とも思える今回の措置。Twitterには、

「え?そんなんでいいの?」
「そういう問題ではないと思うが」

と驚く声が続出。また、

「クラウドの時代に何やってるのかが謎」
「もちろんクラウドストレージへのアップロードの口は塞いでいるんだろうね?」
「なんだこの適当すぎる対応は…gmail、NAS、BT、LAN内の公開フォルダに複製、いっぱい思いつくな」

と、USBではなくても、ネット上に保存すれば“情報の持ち出し”は可能になってしまうことを指摘するコメントが相次ぎ、ついには、

「もはやPC使うのを止めたらどうでしょう」
「インターネットにも接続出来なくした方が良い」

という意見まで…。ただ、その一方で、

「えー?と思ったけど、USBメモリ落として流出多いから、これで正解なのかもなぁ」(原文ママ)
「いや、馬鹿にする人居るけど、案外こういうローテクでの防御って一定の効果あるって」
「これ、笑っちゃいけないと思う。まだまだ第一歩だけど、努力目標や意識改革を掲げたりするより、こうやってシステム的・物理的に対策をしていくほうが遙かに正しい」

と評価する人も、少なくない。

なお、10日のYOMIURI ONLINEの記事では「(USBポートをふさぐのは)あくまで緊急対応」という堺市の発表も紹介している。企業や役所にしてみれば、情報流出には頭を悩ませるもの。今後の対応が注目される。
(花賀 太)

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