「負けエンブレム展」を評価する声多数

キンコン西野 ネットユーザーとの長き闘争に終止符か

2016.04.27 WED

噂のネット事件簿


大賞に選ばれた西野デザインのエンブレム。西野がポケットマネーで用意していた大賞賞金の10万円は、熊本地震の被災地に寄付するという ※この画像はサイトのスクリーンショットです
東京五輪のエンブレムが4月25日に発表されたことを受け、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が、自らのブログで行っていた「負けエンブレム展」の大賞を発表。ネットには、選から漏れた作品を評価する声が次々と寄せられている。

4月8日にエンブレム案の最終候補として4作品が選ばれると、

「今回の公募に応募し、落選した僕自身の頭によぎるのは、『もしかしたら、落選した作品の中に素晴らしいデザインがあったのではないか?』という疑問です」
「もしかしたら、とんでもない才能を埋もれさせているかもしれません」

と述べ、ブログ上で「負けエンブレム展」の開催を発表。画像とともに、「作品名」「コンセプト」「東京五輪の公募に応募したことを証明できる画像」などを応募条件として募集していた。

そして4月25日に五輪エンブレムが決定したタイミングで、西野は応募があった400点の中から「佳作」「審査員特別賞」「優秀賞」「大賞」を発表。審査員特別賞には騒動の発端となった佐野研二郎氏の作品を選び(※ただし、「負けエンブレム展」への応募はしていない模様)、大賞には「完全な出来レースでして、最初から僕が大賞を取ることは決まっていた」と、自分の作品を選んだ。

もともとはネットが発信源となってやり直しとなったエンブレム選考だったが、西野の試みに対してツイッターには、

「個人的な好みだと、負けエンブレム展の方が好き」
「綺麗な作品いっぱいあるねー」
「こちらの作品の方が良いなぁって思うのが、結構あったりしますな」
「負けエンブレム展の方がカラフルで視覚的に良い作品が多いよなーw」

といった声が寄せられており、こういった意見を見ると、満場一致でデサインを選ぶことの難しさがよく分かる。

そしてもう1つ驚くべきは、西野に対するネットユーザーの態度だ。西野は、これまで幾度となく、ネットユーザーを煽ることで怒りを買い、炎上騒ぎを引き起こしてきたが、今回の「負けエンブレム展」については、

「負けエンブレム展 メチャメチャ良いのあるぞ! 陽の目を見なかった物が表に出る機会を企画したキンコン西野えらい」
「良い企画だな、これw しかし、たとえ日の丸が多かったとしても、最終候補のものより全然良いと思うんだよね」(編集註:西野は応募作品の8割が日の丸モチーフだった、とブログで発表していた)

など、これを評価する声が登場。一時は何を発言しても叩かれるような状態だった西野だが、時の経過と良質な企画により、ついにネットユーザーとの和解が成立したようだ。
(金子則男)

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