学校で習った…が落とし穴。上から目線英語に要注意!

「Please」は命令口調!? 外国人に使うとNGな英語表現

2016.06.28 TUE


好きな日本食や喋れる日本語について質問すると「嫌がられる」なんてことも聞くが、その点は人によるらしいので、気にしすぎる必要はないそうだ
写真提供/SergeyMironov / PIXTA(ピクスタ)
年々増加している海外からの旅行者。道を聞かれたり、写真を頼まれたりして慌てた経験も増えてきているのでは? 東京オリンピックも控えていることだし、少しは英語を喋れるようになっておきたいものだ…。

「もちろん、海外の人と接する時は、英語が話せるに越したことはないと思います。でも、そもそも海外の人は、日本人が英語を喋れるとは思っていないんです。ですので、片言の英語しか話せなくても、相手を不快にさせることはないんですよ」

とは、日本在住歴30年の英会話講師で、『「ごちそうさま」を英語で言えますか?』などの著書をもつデイビット・セインさん。

「英語は世界共通言語」なんていうし、海外の人も“話せる前提”で声をかけてきてると思っていたが、実はそうでもないということ。とはいえ注意すべき点はある。

「日本人が何気なく使う英語表現の中には、日本人が思っているイメージとは違うニュアンスで受け取られてしまい、海外の人を不快にさせてしまう言い回しがあるんです。海外の方とのコミュニケーションをスムーズにするには、そうした表現を覚えておいたほうがよいですね」

そこで、日本人が使いがちな「外国人を不快にさせてしまう英語表現」を教えてもらった!

●「Can you~?」は上から目線?


「『日本語を話せますか?』など、『~できる?』と聞きたい時に、『Can you~』という表現を使う人は多いと思います。でもこの表現には、『私はできますけど、あなたはどうなの?』といった上から目線のニュアンスが含まれているんです。それよりは、『Do you speak Japanese?(日本語を話しますか?)』というように、『Do you~』から始まる表現を使ったほうがいいですね。単純な質問として相手は受け取ってくれますよ」

●「You should~」には、相手を否定する意味が含まれている?


「例えば、海外の人に、『この辺でおいしいお店はどこ?』などと、オススメの場所を聞かれた時に、『You should~』(~するのがいいですよ)と答えると学校で習いませんでしたか? もちろん間違った表現ではないのですが、これは、『~したほうがいいですよ。でもあなたはしないだろうけど』という含みを持った表現なんです。この場合は、『私だったらこうします』というニュアンスの『You need to~』や、その後の文章をやわらかくする効果のある『Maybe』を頭につけて『Maybe you should~』という表現にするのがベターですね」

●「Please~」は命令口調!?


「『Please follow me』(私についてきてください)など、頭にpleaseをつけると丁寧な言い方になると思っている人は多いですが、実はそうでもないんです。例えば、『Please sit down』(座ってください)は、学校で先生が生徒に『いつまでも立ってないで座りなさい』というニュアンスにかなり近いんです。それよりは、『Go ahead and sit down』と言うと、『どうぞ座ってね』というやわらかい表現になります。丁寧な口調で話したいと思うなら、pleaseを使うのではなく、『go ahead~』を使ったほうがよいでしょう」

ちなみに、意外と使えるのが「Oh!」という単語。街で、外国人に声をかけられて、「Wait a minute」(ちょっと待ってください)や、「I see」(なるほど)と相づちをうつ時など、その前に「Oh!」を入れるだけで、相手によりそったやわらかいニュアンスになるのだとか。

加えてセインさんによると、私たちが学校で習うのは定番中の定番で、海外ではもう使われていない古い表現になっていることも多いのだとか。さらに、アメリカでは、「ストレートな言い回しを、できるだけやわらかい表現にしよう」という流れがあるそう。そういう部分でも、日本人が“学校で教わる英語”と、“ネイティブが話す英語”にギャップが生まれているようだ。

もし今度、街で「写真を撮ってくれませんか?」と声をかけられたらやわらかい表現を心がけて「Oh! OK!」と笑顔で返事をしてみますか!

(キンモク星司/short cut)

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