「SEKOI」「KAROSHI」…“英語”で使われる日本語さまざま

「HIKIKOMORI」が国際化?ガッカリする声続出

2016.06.30 THU

噂のネット事件簿


あるユーザー紹介した海外ドラマでは、「HIKIKOMORI」を「世間と断絶したヤツのこと」と説明する場面も ※この画像はサイトのスクリーンショットです
あるTwitterユーザーが、海外ドラマを見ている時に「引きこもり」が“HIKIKOMORI”として、そのまま英語で使われていることを発見。そのことを6月26日、Twitter上で報告したところ、29日0時までに2万以上のリツイートを集め、大きな話題となっている。

「HIKIKOMORI」は、イギリスの辞書『Oxford Dictionary of English』にも掲載されており、初めて採用されたとき(2010年)は話題になったもの。今回は、折しも先日、舛添東京都知事(当時)の政治資金流用騒動を伝えるのにNYタイムズが“SEKOI”と報じたばかりのタイミングでもあり、外国で“そのままの表現で使われている日本語”について様々な意見が飛び出している。

Twitterには、

「HIKIKOMIRIが世界進出とかうれしくないw」
「tsunamiやkaroshiは知ってたけどhikikomoriもメジャーデビューっすか」
「全然笑えない。世界共通語というよりも、日本に顕著な事象として言及されてるってことじゃないですかね。日本の社会の『独特』な側面の現れとして」

などと驚き、印象の良くない言葉が国際化することに複雑な心境を抱く人も少なくないが、「日本人が『ユビキタス』とか使う感覚で『ヒキコモリ』って使ってんだろうな」という声もあがっている。

また、今回のツイートを発端に、英語版Wikipediaの「List of English words of Japanese origin」(日本発祥の単語リスト)というページを取り上げるネット掲示板のスレッドもあった。そのページには、「bonsai」(盆栽)、「ikebana」(生花)などの日本文化や、「kaizen」(改善)、「zaibatsu」(財閥)といったビジネス系の言葉に交じって、「hentai」(変態)、「kamikaze」(神風)などの言葉もある。

Twitterではこれに対して、

「世界共通語になってる日本語、kamikazeだのkaroshiだのhikikomoriだのろくなのが無いな」
「“OTAKU”‘KAWAII”とかはともかく自殺行為を表す“KAMIKAZE”とかと並んであんまり嬉しくない、、、」

と嘆くツイートも投稿されている。なお、

「アニメの影響とかもあんんじゃね…?ヒキニートとか…」(原文ママ)
「日本語はセンテンスが短いから、『微妙なニュアンスを出したいときにひとことで言い表せる語』を借用するにはもってこいなんだろうなぁ…」

などと分析をする人もいた。

もちろん、ノーベル平和賞を受賞したケニアの故・ワンガリ・マータイ氏が広めた「mottainai」(もったいない)や、欧米で注目を集めた「umami」(うまみ)など、海外で使われている誇るべき日本語は少なくない。ただ、今回の「HIKIKOMORI」のような例はあまり広まってほしくないと考える人は多かったようだ。

(花賀 太)

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