新案には「地獄の釜茹でか」の声まで

温泉マーク変更案に猛反発 「今のままがいい」

2016.10.07 FRI

噂のネット事件簿


あの“逆さクラゲ”マークも見納めとなってしまうのか
湯船から3本の湯気が立ち上る様子を図式化した「温泉マーク」。4年後の東京五輪を見据え、今年7月に経産省がこれを変更する方針を示していたが、この変更案に、「日本最古の温泉記号発祥の地」を自称する磯部温泉が難色を示しているという。また、ネット上にも強く反発する人が続出している。

現在、身の回りには、人が駆け出す姿を描いた「非常口」など、多くの案内マークが存在する。これらは「ピクトグラム」と呼ばれているが、経産省はいくつかのマークについて、これを世界標準に揃える方針を表明。例えば、手のひらに斜線が引かれたマークは、日本では「触るな」という意味だが、外国人には「近寄るな」と受け取られるとのこと。このような変更が検討されるマークのなかに、温泉マークも入っている。なんでも、外国人には「温かい料理を出す施設」と解釈されてしまうというのだ。

東京五輪を4年後に控えた今、世界標準に合わせるという経産省の方針は間違ったものとも思えないが、10月5日付の朝日新聞によれば、温泉マークは1661年にすでに存在したと主張する「日本最古の温泉記号発祥の地」磯部温泉(群馬県安中市)が難色を示しているようだ。記事によれば、経済産業大臣に対して、「マーク変更の場合、知名度やイメージの低下が懸念される」として、見直しを求める要望書を近く提出するという。

この記事をきっかけに、温泉マークの変更案を知った人はたくさんいたようで、ツイッターには、

「温泉マークは今のままでいーじゃん」
「今までのが、シンプルで良かったな」
「温泉マークはデザインが好きだから変えないで欲しいなあ……」
「温泉マーク、愛着あるし変えなくてもいいんじゃないかなー。と言うか、海外行ったら大体『あ、このマークはこの国ではこういう意味なのね』って調べるし。何が何でも国際基準にせんでも」

と、一斉に変更への反発の声が登場。新たな温泉マーク案は、立ち上る3本線の下に、湯に浸かる3人が描かれたものなのだが、これについても、

「地獄の釜茹でかと」
「なんで人いれちゃったかな」
「新しい温泉マークはデザイン的には後退ですよ」

と、厳しい評を示す人が多い。

ネットの反応を見る限り、磯部温泉の要望書提出の追い風になるような世論は確かに存在するようだ。海外からやって来る外国人に合わせるのか、国内の反応を優先させるのか、経済産業省は判断を迫られることになりそうだ。

(金子則男)

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