戦国時代以来の“天下統一”も間近!?

同時多発的“名古屋ブーム”が日本を席捲って、ホント?

2004.07.08 THU

大都市なのにイマイチ存在感に乏しかった名古屋。かつてタモリが、名古屋の方言を「みゃーみゃー」とこバカにしたのは、今も語り草だ。が、その名古屋が、平成のいま、戦国時代以来の“天下統一”を遂げようとしている。

その片鱗は「名古屋発東京進出企業」の多さを見てもわかる。名古屋名物といえば「みそカツ」だが、行列のできる人気店『矢場とん』が、今春、東京・銀座に進出。ウワサを聞きつけた多くのサラリーマンで連日満席状態と賑わっている。他にも名古屋拠点の人気店が続々と東京に出陣した。

“遊べる本屋”がキャッチコピーの、雑貨や本を扱う『ヴィレッジバンガード』も、名古屋が発祥だ。6年前に名古屋で創業し、猛烈な勢いで全国区に店舗展開。現在、都内だけで12店、話題の東京・六本木ヒルズにも出店し、若者を中心に大人気だ。

ブランド品では、この3月、東京・有楽町に店を構えた『コメ兵』に注目だ。全国一貯蓄率が高く、財布のヒモの固い(?)名古屋市民相手に培った営業法で、東京も攻める。

「名古屋嬢スタイル」というファッションブームも密かに進行中。名古屋嬢とは、名古屋在住のお金持ちのお嬢様のこと。髪を大胆にカールする「名古屋巻き」、母親とブランド品を身につけているのが特徴だ。ネット限定で発売された「名古屋嬢リカちゃん」は、250体が1時間で完売。女性誌でも、名古屋嬢特集が組まれるほどだ。

名古屋が強い最大のワケは、日本経済を引っ張る自動車産業。最終利益が1兆円を超えた『世界のトヨタ』の主要工場や、「協豊会」といわれるトヨタの取引関係の部品メーカーも集結している。ホンダ、スズキ、ヤマハなどの関連工場も多い。地域に根ざし築きあげた地盤は、名古屋経済を、さらには日本全体を“底上げ”している。信長悲願の天下統一も近い、かも!? 来年は中部国際空港も開港、愛知万博も控え、「国際都市ナゴヤ」として、ますますブームが加速しそうだ。

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