携帯電話使用で罰金5万円也!

より罰則を強化した道交法一部改正案が可決

2004.07.15 THU

道路交通法の一部改正案が、6月3日、衆議院本会議にて採決、賛成多数で可決・成立した。これを受け、6月9日に公布された改正案には、駐車違反に対する「行政制裁金制度」「取り締まりの民間委託」の導入や飲酒運転の呼気検査拒否の罰則引き上げなどのほかに、運転中の携帯電話使用に関する罰則の見直しが盛り込まれている。

全部で6項目からなる改正案の中で、普段からハンドルを握る者として最も気になるのは、やはり携帯電話関連だろう。警察庁発表の概要によると、「手で持っている携帯電話等によって通話を行い、又はその画面を注視する行為について、罰則の対象とする」とある。つまり、運転中に携帯電話を手に持ち通話やメールをするなどの行為が処罰の対象になる、ということだ。

ご存じの方が大半であることを祈るが、平成11年11月の道路交通法一部改正で、これまでも運転中の携帯電話の利用は禁止されていた。しかし、罰則規定がなく、事故を起こした場合のみ3カ月以下の懲役か5万円以下の罰金が適用されるだけだった。だが、今回公布された改正案では、事故を起こさなくとも警察官に摘発されれば3カ月以下の懲役か5万円以下の罰金と、なかなか厳しいものとなっている。警察庁の広報課に問い合わせたところ、まだ施行段階ではないのでこの罰則は確定ではないとのこと。また、免許の減点数も今のところ決まっていないが、減点の対象になることはおおむね間違いないようだ。

今回、罰則が厳しくなった背景には運転中の携帯電話使用による事故が減らないことにある。最近の傾向としては、通話よりもむしろ運転中のメール操作による事故が増加しているそうだ。新改正案では引き続きハンズフリーキットを利用した通話は認められている。もし、その準備がなければ、運転中は携帯電話の電源をドライブモードにしておくか、電源をオフにすることを心がけたい。怖いのは罰金ではなく、事故だということも忘れたくない。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト