日本原産の超絶モータースポーツに注目

F1がスピードスケートならD1GPはフィギュアだ

2004.07.22 THU

D1グランプリ(以下D1GP)を知っているか? 正式名称は『全日本プロドリフト選手権』。01年からシリーズ化が始まり、今年で4年目を迎える今一番熱い日本生まれのモータースポーツだ。ドリフトとは、クルマの後方がコーナーに対して外側に滑り出している状態を、アクセルとハンドル操作でキープしながらコーナーを駆け抜ける走法のこと。その間、クルマの先端部分は常にコーナーの内側を向いている。こう書くと案外簡単そうだが、実際は高度な技術が要求されるのだ。

D1GPは、まさにそのテクニックを競う競技。F1に代表されるスピード&タイムを競うモータースポーツではなく、いかに“魅せる”エキサイティングなドリフト走行ができるかを審査員が判定する。F1をスピードスケートにたとえるなら、D1はフィギュアスケートのようなものだ。審査員長は、ドリフトをメジャーにしたドリキン土屋こと土屋圭市氏が務めている。

もともと雑誌のイベントだったD1GPがシリーズ戦になった背景の一つには、ドリフト愛好家たちに己のテクニックでお金を稼げる場を提供することにあった。当然、これまでは公道で非合法的にしかその腕前を披露できなかった多くの猛者たちが参加することになる。昨シーズン(03年)のチャンピオン、今村陽一選手もその一人。

「もともとは、地元の先輩たちに連れられて山で走っていました。でも、しばらくして自分より速い人がいなくなったので、地方に遠征したり、雑誌のドリフト大会に出て積極的に名前を売るようにしてました」

大会のメインイベントは、予選と1回戦を勝ち抜いた16名だけが参加できる追走トーナメント。これは2台が同時にコースを走るため迫力も2倍だ。初めて見る人はその超絶テクニックに度肝を抜かれるはず。

次戦は7月24日(土)、25日(日)の2日間、福島県エビスサーキット南コースで行われる。詳細はオフィシャルウェブサイトwww.d1gp.co.jpでチェック。

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