元祖癒し系スポットの人気が再燃中

見えない星も表現する超リアルなプラネタリウム

2004.08.05 THU

子どもの頃、学習の一環としてみんなも見たであろうプラネタリウム。大人になってからも再び観賞に訪れたことがある人は、少ないんじゃないかな。星座や宇宙のお勉強をしたいなら別だけど、デートで使うにはいかんせん地味。かつては、娯楽の王道として人気を誇っていたというが、近年は多様化する娯楽の前に、めっきり客足は鈍っていた。

しかし、ここへきてプラネタリウムの人気が再燃しているのだ。昨年3月にリニューアルオープンした池袋・サンシャインスターライトドーム満天は、開館3週間で入場者数が4万人を突破。旧サンシャインプラネタリウムの年間利用者数が20万人というから、驚異的な数字だ。そして、そんなプラネタリウムの復権を確かなものにするかもしれない施設が今年7月、お台場に誕生した。宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務める日本科学未来館に設置された「MEGASTAR-II cosmos」がそれ。このMEGASTAR-II、実は一部ファンの間で、以前から話題になっていた代物なのだ。通常のプラネタリウムが、多くて数万個程度の星を映し出すのに対して、500万個もの星を投影することができるのである。肉眼で見える星の明るさは6・5等星まで。しかし、「MEGASTAR-II cosmos」ではそのおよそ倍の12・5等星までを投影する。もちろん12・5等星は肉眼では見えないけど、これにより天の川の濃淡まで表現でき、奥行きのあるリアルな星空を再現することに成功したのである。

そしてさらに驚きなのは、そんな驚異的なプラネタリウムを作ったのが、いち個人だということ。開発者の大平貴之さんは、会社勤めのかたわらプラネタリウムを制作。気がつけばメーカーを圧倒する精度のシステムを創り上げてしまったのだ。ある意味、こちらもロマンチック。

東京じゃあ、満天の星空を望むことはもはや不可能。これからは星空を見るなら、プラネタリウムに行く。そんな風になるのかも知れませんぞ。

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