心の疲れを感じたらお寺へ

坐禅や写経でリフレッシュ。「プチ出家」が静かなブーム

2004.08.26 THU

恋の悩み、仕事の悩み、健康の悩み…人生、とかく悩みがつきないもの。あまりにストレスがたまりすぎて、いっそ出家でもしてしまおうか! なんて思うこともあるかもしれない。まあ、ホントに出家するのは大変だが、お寺でつかの間の仏教体験をすることはできる。今、そんな「プチ出家」が静かなブームになっているのだ。

さっそく「プチ出家」を体験してみようと夏の夕方、都内のお寺へ向かった。新宿から地下鉄で4分、目指すは中野坂上にある禅宗の成願寺だ。ここでは毎週金曜日の夜6時半から坐禅会を行っている。費用は1ヵ月分で1000円。今日の参加者は15人ほどだ。様々な人が来ており、まさに老若男女という表現がピッタリ。成願寺では40年ほど前から坐禅会を行っているが、以前より若い世代の参加が増えているという。

まずは50畳ほどの広い本堂で坐禅を組む。あぐらのような体勢から左足を右足の太股にのせる独特のポーズで壁に向かって座るが、これはかなり足が痛い。筆者は坐禅初体験、しかも体が硬いので仕方ないか。「只管打坐」といって坐禅(曹洞禅)では何も考えずひたすら座る…はずなのだが、凡人の筆者には次々と雑念がわき上がってきた。それでも外で鳴り響くセミ時雨に耳を傾けると、とても都内にいるとは思えない雰囲気に浸ることができた。

40分の坐禅が終わると書院に移り、写経を40分。お手本となるお経の上に薄い紙を置き、筆で上からなぞっていく。こちらは意外なほど無心に進めることができた。その後、30分ほどお坊さんから仏教の故事についてお話があり、この日は終了。

成願寺に限らず、坐禅、写経、写仏、精進料理作りなど、仏教体験のできるお寺はいろいろとある(双葉社刊『週末出家ガイド』が参考になる)。今回は2時間ほどの体験だったが、一泊~数泊にわたるもっと本格的なものも。たまには仕事のことなど忘れ、静かなお寺で心をリフレッシュしてみるのもいいかもしれない。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト