北の大地から、あの王国がやってきた

東京ムツゴロウ動物王国、満を持して開国!のはずが…

2004.08.26 THU

去る7月28日、東京あきる野市の東京サマーランド・ファミリーパーク内に「東京ムツゴロウ動物王国」がオープンした。これは作家・畑正憲さんらが北海道で運営する「ムツゴロウ動物王国」の犬や猫たちが引っ越してきたもの。寄生虫エキノコックス問題で開国が遅れていたが、7月に入りあきる野市が安全宣言を発表、いよいよ開国にこぎつけたのだ。北の大地に根を張った動物王国が、この東京でどんな姿を見せてくれるのかお手並み拝見。さっそく見学してきました。

開国当日11時ごろ、現地に到着。入場券を購入(大人1人・1700円!)、園内へと入る。10ヘクタールもの広大な敷地の王国は、大きく5つのエリアに分けられ、そこには約100匹の犬、25匹の猫、そして馬10頭(道産子)が暮らしているそうだ。

至るところで動物たちと戯れる人々の姿が見られるだろうと、さっそく園内を歩いてみると…。目につくのは、関係者と思しきスーツ姿の男性ばかり。一般客は探すのには一苦労といった感じ。さすが! 閑古鳥も飼ってらっしゃるのですね? と、北海道の極寒さえも超越するようなギャグを飛ばしたくなる状況だった。「現在、犬たちはこちら(東京)の気候に慣らしている途中です。その日の体調によっては休ませる場合があります」との掲示や、いまだ工事中の施設まである始末。見切り発車的にオープンしたのが、あちこちから見て取れる。肝心の園内のお楽しみも、写真展示に、迷路、スタッフのコンサート、動物とのふれあいスペースくらいのもの。そして、土産物店を通らなければ退園できない構造。 「期待して来たのに、超ショック~」。ある来園者の弁が、全てを物語っていた。

しかし王国には、広大な自然でゆったりとした時間を過ごすゆかいな仲間たちの、ありのままの姿がある。絶叫やらファンタジーやら、過剰なスリルや演出が全盛の今だからこそ、王国を訪れる価値はあるはず。暑さが一段落したころに、足を運んでみてはいかが?

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