オリンピックでたくさん聞いたけど…

どんなこと歌ってる?国歌の歌詞の意味

2004.09.16 THU

オリンピックも終わって、にわかナショナリズムの季節も終わったが、ナショナリズムの象徴といえば、やはり国歌。アテネでも、いろいろな国歌を聞いて、「さぞかしありがたい歌詞なんだろうなあ」と思っていた人も多いハズ。

ところが、これがそうでもない。よーく調べてみると、世界の国の様々な国歌の中には、「どーしてそんな歌詞を?」というのが少なくないのだ。

世界一血なまぐさい歌詞といわれることもあるフランス国歌は有名だが、他にも例えば、パラグアイ国歌は「不幸なるアメリカの民を3世紀にわたり、ある王の杖が虐げてきた。ある日怒りは爆発し『もうたくさんだ!』そう言うと、王の杖をへし折った…(略)」と童話風(笑)。ルーマニアはなぜか「自分たちにはローマ人の血が流れている」と高らかにローマを自慢しながら歌っている。

ドイツの国歌などは、通常歌われている部分は、歌詞の3番だけ。どうしてかというと、1番に出てくる「マース川」「メール川」「エッチェ川」は、すべて外国の地名だし、2番の歌詞は「ドイツの女性、ドイツの誠実、ドイツのワイン…(中略)ドイツの女性、ドイツの誠実、ドイツのワイン…」と、酒と女と誠実さを讃え続けるという内容。まるで河島英五の歌みたいだ。これじゃあ省かれるのもわかる。

さてニッポン。ご存じ「君が代」。君の時代は永遠に続く…といったシンプルな意味なのだが、この「君が代」に2番と3番の歌詞があったことは知っていただろうか。2番は「君が代は 千尋の底の さゞれいしの 鵜のゐる磯と あらはるゝまで」3番は「君が代は 千代ともさゝじ 天の戸や いづる月日の かぎりなければ」といわれている。明治26年に文部省告示で君が代は1番だけと決められ、この2番、3番は幻となったのだ。それにしても今でも3番まであったら、長くて大変だろうけど…。

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