水素の力でクリーンな発電!

実用化秒読み段階に入った「燃料電池」はココが凄い!!

2004.11.05 FRI

テレビでは、枯渇する石油資源の問題を、誰かが深刻な顔をして喋ってる。だけども…問題はぁ、♪僕のケータイの電池~、残量がないぃ~と、井上陽水のモノマネ(知ってる?)で、身近なエネルギー問題を嘆くフォーク世代も思わずビックリ。枯渇が心配な石油資源と、ケータイの電池切れ問題の両方を一挙に解決する技術が、ついに実現間近なんですって! ということで、これより話題の次世代エネルギー源「燃料電池(FC)」の基礎知識を超駆け足でお届けします。

そもそも。「電池」という名称から、単に電気を貯めておくための装置と思っている人も多いようだが燃料電池とは本来、水素(H)と酸素(O)が化合して水(H2O)となる過程で発生するエネルギーを電気に変換する発電装置のこと。発電後に残るものは水と熱だけなので、とにかくクリーンというのが最大の特徴だ。現状では発電に必要な水素をつくるのに、従来のエネルギー資源を利用しているため、すぐに石油と置き換わる存在になるわけではないが、自動車に使えば排ガスを出さないばかりでなく、(電気駆動なので)エンジンの騒音を大幅にカットできるし、家庭用の発電設備に応用すれば、副産物の熱を給湯や暖房用に活用し、エネルギーの利用効率を高めることが可能になる。つまり、地球環境への負担を軽減しながら、従来のエネルギー資源を効率よく使うためのソリューション(解決策)が燃料電池、なのである。

加えてこの燃料電池、電池としての性能もハンパじゃない。現在普及しているリチウムイオン電池に比べ、約10倍の容量があるため、小型化が進み携帯電話やノートPCのバッテリーが実現すれば、電池切れの心配もなくなるという次第。ちなみに本格的に燃料電池が実用化されると、街には自動車用の「水素スタンド」ができ、コンビニで小型燃料電池のカートリッジが買えるようになるという。なんとも“未来”な話だが、これが数年先の“現実”だってんだから、21世紀はやっぱ凄いぜ!

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