見た目は水だが水じゃない?

パソコンを浸しても大丈夫!濡れない水が開発された!?

2004.12.09 THU

「あ~、携帯がトイレに! オレの人生終わった…」そんな時でも大丈夫なウソのようなホントの話。先日、ABCテレビのニュース番組『Good Morning America』で、パソコンや本を水の入った水槽に入れてもまったく濡れないという衝撃的映像が流れ、現在、日本の各サイトは話題騒然だ。この濡れない水は、アメリカのセキュリティー会社「Tyco fire and security」の科学者が開発したものらしい。水なのに濡れない? それって、一体、どういうこと?

「この液体は『Novec1230』といって、水のように見えますが、実は消火剤なんですよ。製造元は化学製品などを販売している3M社さんですね。ウチが開発したのは、『Novec1230消火剤』を使った『サファイア』というスプリンクラーなどの消火システムです。重要文化財や病院、図書館の火災時には、建物などを濡らさずに消火できるので役立っています」(Tyco fire and security 技術部門マネージャーJoe Behnke氏)

濡れないのに火は消せるって? 3M社さん、もっと詳しく教えてください!

「正直、濡れないわけではありません。手を入れれば濡れてる感覚はありますよ」じゃあ、なんでパソコン無事だったの?

「この『Novec1230消火剤』は、絶縁性が高いのでパソコンをショートさせないんです。でも、水と同じく冷却効果はあるので火は消せるんですよ。そのうえ、蒸発性が高く瞬時に乾くので、濡れたものを破損しないんです」。なるほど~。洗濯とかパソコン冷却には使えないんですか?

「これは消火剤なので使えませんが、よく似た特性のものでドライクリーニングや半導体のパーツ洗浄に使われているものはあります」。ちなみに、これ飲めます?

「飲めませんが、当社の毒性試験の結果は極めて毒性が低く、万が一、少量を飲み込んだ場合でも害はないと考えられます」

日本での認可はまだだが、濡れない水で消火するのが当たり前となる日も近い?

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