市民手作りの名物イベント

師走の京都を駆け抜けるサンタクロースマラソン!

2004.12.09 THU

京都の四季を映す鴨川。その河川敷を100人以上のサンタクロースが群をなして走る光景を想像してみてほしい。2年前、市内のマラソン愛好家グループが企画し、今年で3回目を迎える「サンタクロースマラソンin京都」。サンタの衣装を着た参加者たちが思い思いのペースで走るマラソン大会だ。

発起人の若山正治さん(30歳・福祉施設職員)は「タイム重視ではなく、参加者と観客がいっしょに楽しめる大会を作りたかった」という。でも、なぜサンタ?

「ある時、サンタの格好でマラソン大会に出たらすごく楽しくて。見ている人も笑って応援してくれる。そんな体験から生まれたアイデアです」(同)。今でこそ、地元の新聞や市の広報誌からも取材される名物イベントだが、第一回大会の準備は完全に手探り。また、「そんなことして何になるの?」という冷たい声もあったようだ。

大会を裏で支えるのは、会社員、教師、主婦など、趣旨に賛同して集まってきたボランティアたち。そして一回40万円ほどの運営費は、地元の喫茶店、寿司屋、美容院など、多数のスポンサーの好意によって賄われている。「いただくのはお金だけとは限りません。レース終了後に参加者同士が交換するささやかなプレゼント用に、お歳暮の残りや在庫処分に困った製品などを分けてもらったりも」(若山さん)。

音楽家でマン盆栽家元のパラダイス山元さんは、アジアで唯一のグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタでもある。彼は言う。「高価なプレゼントや派手なイルミネーションだけが注目されがちだけど、クリスマスは本来、家族団らんを楽しむ日。こうした心のこもったイベントは長く続いてほしいね。HoHoHo~」(「HoHoHo~」はサンタの挨拶)

ちなみにこの大会、スタートは号砲ならぬハンドベルだというから演出が細かい。クリスマスに京都に行く予定がある方は、ぜひ力走するサンタたちを沿道から応援してやってほしい。 

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