322.9km先の和歌山から撮影した強者も

富士山撮影に命をかける「富士山ハンター」とは?

2005.01.13 THU

初夢に出てくると縁起ものといえば「一富士、ニ鷹、三なすび」。今年の初夢はどうだった? なにかと縁起ものの富士山だけど、その富士山の撮影に命をかけた写真家たちがいるのを知ってます? その名も「富士山ハンター」。そんなのフツーじゃん!と言うなかれ。彼らが狙っているのはフツーじゃない、ちょっと特別な富士山の姿なのだ。

ハンター初級編が「ダイヤモンド富士」の撮影。これは富士山の背後から朝陽が昇る瞬間を激写したもの。夕陽が沈む瞬間バージョンもある。どちらの写真も、後光が射したようでとても美しい。でもこれは、富士山ハンターとしては序の口。もっと極めるとどうなるのか? ハンターにとって最高の名誉が「最遠望」からの富士山の姿を写真に撮ることなのだ。理論上は見えるとされている場所から「確かに見えた!」と写真で証明すること。そんなハンターの夢を実現させたのが三重県に住む京本孝司さんと仲賢さん。2人は2001年9月の未明、前日の台風が雲を吹き飛ばした空を見上げて身震いしたという。重さ10キロの撮影機材を背負い道なき山道を進み、密かに狙いをつけていたポイントに三脚を立てカメラをセッティング。午前5時10分。出た!見えたぞ!

その場所は、和歌山県那智勝浦妙法山小麦峠。実に、富士山からの距離322.9km。それまでの記録を300mも更新した最遠望からの眺めだった。理論上、これ以上遠くから富士山を見るのは不可能だという。現在、この和歌山県妙法寺や福島県岩代町日山(299km)のように西側や北側からの最遠望写真は撮影されているが、まだ誰も撮影していない最遠望の場所がある。ずばり、富士山の南側、八丈島の三原山。その距離271km。暖かい黒潮から発生する水蒸気が邪魔になり、まだ誰も撮影が出来ないそうだ。黒潮が蛇行し冷水域が八丈島と本州の間に生じる時がチャンス!これから富士山を狙うキミ。目指すは八丈島!?

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