タンデムライダーの悲願達成!?

ビッグスクーター人気が追い風春より高速道路二人乗り解禁

2005.01.13 THU

二輪免許をお持ちでない方はご存じないかもしれませんが、実はオートバイには「高速道路で二人乗りしてはいけない」という規制があります。高速道路が次々に開通しはじめた1965年に、タンデムライダーの人身事故が多発したことで禁止された高速道路での二人乗り走行。それがとうとうこの4月から“排気量125cc超の二輪車で、免許取得後3年以上かつ20歳以上のライダーに限り”解禁される運びとなったのです。

この規制撤廃の背景には、長年に渡るオートバイユーザーや二輪メーカーによる国への熱心なはたらきかけもありますが、何よりも近年のビッグスクーターのブームを抜きにして語ることができません。

低迷を続ける国内二輪車販売台数のなかで、ヤマハマジェスティやホンダフォルツァといった、主に排気量250以上のスクーターが売り上げをグンと伸ばしているのです。その成長たるや、この10年間でなんと5倍。オートバイの販売総数におけるオートマチック(スクーター)の比率も6割を超えていることから、6月からAT限定二輪免許の制度もスタートするほどです。

このブームを支えているのが、ぼくらR25世代を含む、10代から20代のユーザーたち。オートマ操作にゆったりとしたシート、ソフトな乗り心地で二人乗りでも楽ちんなうえ、トランクにそこそこ荷物が載せられて、なおかつ維持費が自動車よりも断然安いとあらば、支持しない理由がありません。

高速二人乗り解禁の相乗効果で、さらにビッグスクーター市場が拡大するのは必至ですが、そんななか全国で唯一、首都高速都心環状線とその支線の一部だけが、従来通り二人乗り規制を維持するとの決定を下しました。理由は「幅員が狭く、急カーブが続き、転倒した際の運転者の逃げ場になる路肩がほとんど設けられていない」から。

早速、賛否両論を巻き起こしている東京公安委員会のこの決定。はてさて利便性をとるか、安全性をとるか。あなたの考えはどちらでしょうか?

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト