将棋界に新スター誕生?

金髪パーマに紫のシャツ橋本崇載四段が羽生と対決!

2005.01.13 THU

昨年11月14日放送の将棋NHK杯。現在では竜王戦、名人戦と並んでテレビ中継される数少ない棋戦の一つだ。真剣な表情で盤面を覗き込むのは、マジメそうな松尾歩五段。そしてもう一人は…ん? 薄く剃った眉に金髪パーマと紫のシャツ!?

彼こそが「ハッシー」こと橋本崇載四段(21歳)。放送後、ネット上でも大騒ぎになったファンキーな出で立ちとは裏腹に、昨年の朝日オープンで羽生善治王位・王座(34歳)の長年のライバル、森内俊之名人・王将(34歳)をギリギリまで追いつめたほどの実力派でもある。先の対局でも見事勝利、次の相手は天下の羽生だ。

ここで、プロ棋士への道のりを簡単に説明しておこう。「まず養成機関である奨励会に入会(プロ棋士の推薦+筆記・実技試験)。その後、例会で好成績を上げ続ければ三段まで昇格、さらにリーグ戦を勝ち抜いた年間4名のみが晴れて四段に。ここで初めてプロ棋士と認められます」(日本将棋連盟広報課・村山美保子さん)。

橋本氏は11歳で奨励会入会、18歳で四段に昇格している。「テレビ中継のある対局はアピールするいい機会ですから。将棋を知らない人が興味を持つきっかけになれば、という気持ちもあります」(橋本氏)。なるほど、あのファッションは広報活動の一環でもあったのだ。「対局は週1回程度だから、自由に使える時間は割と多いんです。気が乗れば指し手を研究したり。ファンが喜んでくれるような意外性のある手が好きですね。あ、最近はジムで筋トレもしてます」(同)。対局は朝10時に始まって長いときは夜中までかかるため、意外にも体力勝負なんだとか。

彼以外にも渡辺明竜王、山崎隆之六段、宮田敦史五段ら若手が台頭、いま将棋界は群雄割拠のアツい時代を迎えている。まずは、1月23日放送予定のNHK杯羽生vs橋本戦。「服装、対局内容ともに注目していてくださいよ」(橋本氏)とのことだから、これを見逃す手はないぞ。

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