大迫力の映像が密かに人気

国立天文台で四次元の宇宙を実体験してきました!

2005.01.13 THU

四次元。言葉の意味はよくわからないけど、その響きだけでなんだかワクワクして来ない? でも「どうせマンガの世界の話だろ」なんて思っている人が多いんじゃないかな?

ドラえもんが生まれるのは確かにまだ先(2112年)だけど、ひと足先に四次元を体験できてしまう場所があるのだ。しかも東京に。国立天文台にある四次元デジタル宇宙シアターがそれだ。

「宇宙ができて137億年」とか「北極星までは430光年」とか、宇宙は空間的にも時間的にもデカすぎていまいち実感できない。そんな宇宙を最新の観測データを使って、立体映像にすることで、宇宙への理解を深めてもらおうと計画されたのが、このプロジェクトだ。3面のスクリーンと6台のコンピュータを駆使して、映像を同時に投影。その映像を、偏光眼鏡をかけて見ると、ダイナミックな立体宇宙が目の前に広がる仕組みになっている。しかも映像は、「地球型惑星の誕生」「月の起源」など、わかりやすいテーマが中心。そのため2カ月に1度の一般公開は、大変な人気になっているそうだ。

で、結局何が四次元なの? 立体に見えるだけなら三次元じゃん。確かにその通り。そんな素朴な疑問に同プロジェクト研究員の林満さんが答えてくれた。

「こちらの映像では、視点を自由に変えたり、光よりも速い速度で宇宙を飛び回ることができます。さらに、星の光というのは何万年もかかって地球に到達します。つまり私たちが見ている星は、何万年も前の星の姿なんです。過去をいま見る。宇宙を観測するというのは、そんな時空を超えた作業です。だから四次元と名付けました」

腰を抜かすような異次元体験ができるわけではないが、迫力の映像は一見の価値あり。ふと見上げた星空は、はるか太古の星が放った光。何万年という時を経て、僕らに語りかける。ロマンチックな話じゃないですか。たまにはそんな気分に浸ってみるのも、いいんじゃない?

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