ワンコインでサタデーナイトフィーバー!

落語界の若手が演じる「深夜寄席」に行こう!

2005.01.20 THU

土曜の夜はゴハン食べて映画観て、なんてデートコースがマンネリ気味のキミに朗報。なんと、ワンコイン500円の木戸銭で、寄席の落語を観ることができるのだ。

場所は新宿・末廣亭。毎週土曜日、午後9時半から11時まで、噺家さん4人が高座に上がる「深夜寄席」がそれだ。ここでは落語界のセ・リーグと称される落語協会と、同じくパ・リーグの落語芸術協会に所属する、「二つ目」の新進気鋭の噺家たちが活躍する。噺家は入門すると、前座→二つ目→真打の順に昇格するシステムで、この二つ目とはサラリーマン社会でいう「主任~係長」クラスに相当する。二つ目は4~14年程度のキャリアをもつ、将来有望な若手たちなのだ。

深夜寄席の歴史は古く、今から35年前に「ラーメン一杯の値段で寄席に足を運んでいただこう」と、8代目三升家小勝師匠が二つ目時代に試みたものが始まりだという。

通常、寄席で行われる落語は「定席」と呼ばれ、前座から真打まで一堂に会し、兄弟子や師匠たちが温か~く(?)見守るなかで落語を披露する。また、寄席では事前にネタを決めておらず、演じたものから順に「ネタ帖」と呼ばれるメモに書きとめ、業界用語でいう「ネタがつかない(=かぶらない)」よう、アドリブで演じている。意外や意外、寄席はいろんな意味で緊張感満点のぶっつけ本番だったのだ。

「深夜寄席」では二つ目の勉強会という趣旨もさることながら、定席の上演時間が15分程度であるのに対し、深夜寄席では20分強と1.4倍ほど長い。そうしたことから「気合も入るし、自由にできるのが面白い。実験的に演じる噺家も多い」とは世話役の1人、春風亭鯉枝さんの弁。

ちなみに、相撲界でいうところの「タニマチ」(ひいき筋のこと)を落語界では「客」と呼ぶ。青田買いとまではいかなくとも、土曜の夜に若手の「客」になるのも、小粋では?

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