あのカナダ人はアメリカ人かも!?

カナダ人になりきれるTシャツセットが密かな人気

2005.01.27 THU

「ボブ、オレモウ、アメリカジンヤメタイヨ!」「オマエモカイ、ブラザー」なんて、会話が交わされているかは知らないが、アメリカ人にもいろいろと気苦労があるようで。

というのも、アメリカで発売されているあるTシャツが、ちょっとした話題になっているのだ。「カナダ人になるTシャツセット」といい、カナダの国旗をプリントしたTシャツ、国旗バッジ、国旗ワッペン、ステッカーに加え、カナダの方言や習慣などを記したガイドブックまで入っている。その名の通りこれさえあれば、あっという間にカナダ人になれてしまうのだ。昨年11月に発売され、2週間で200着以上が売れたとか。でもなぜ、アメリカ人がカナダ人になりたがるのか? テレビやCMで活躍するアメリカ人コメディアン・パックンに聞いてみた。

「海外旅行をしていると、アメリカ人だとばれた瞬間に、政治問題などについて詰問されることは昔からよくあること。しかも、9・11以降、アメリカ人は海外でテロの標的にもなる恐れもある。01年には、東京のアメリカ大使館から『アメリカ人っぽい格好をしないように』という警告のファクスが在日アメリカ人に送られたほどだから。だから、僕も昔から同じようなことをやっていたよ。僕の場合Tシャツじゃなくて、ホッケーのスティックとメープルシロップを常に持ち歩いていた(注:カナダ人はホッケーが大好き。そしてカナダでは世界のメープルシロップの85%以上を生産している)。でも、Tシャツセットのほうが楽だし、これからはそっちにしようかな」

アメリカ人とカナダ人は見た目的にはほとんど変わらないうえ、カナダは世界中から好感を持たれている国。さらにどちらも英語が公用語。だから、海外ではカナダ人と言っておいたほうが、変なトラブルに巻き込まれる心配がないというわけ。

そのうち日本人旅行者向けにも「なりきり○○人Tセット」なんてのが発売されたりしちゃうかもよ。

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