切ないけれど、日常生活に影響はまったくなし

3画? 4画? はたまた6画??草かんむり論争に決着!?

2005.03.10 THU

小学校のころ宿題で出された漢字ドリル。横着して部首だけ先に書いたりしなかった? 草かんむりなんかも、イヤというほど書いたのでは。そこで唐突ですが、問題! 草かんむりは何画でしょう? 3画に決まってるじゃん! 惜しい。半分正解。じつは、漢和辞典の中にも3画派と4画派の両派があって、長らく統一されていなかったのだ(十をふたつ横に並べたような形が4画)。

しかし、そんな地味な戦いにも先日、終止符が打たれたという。4画派の代表格である老舗出版社・大修館書店が、漢和辞典『新漢語林』の発行に際して、草かんむりを3画に変更していたのだ。一般人にとっては、どうでもいい話かもしれないけど、これがけっこう苦渋の選択だったようで…。

「漢字には、それぞれ成り立ちというものがあります。そこには歴史や伝統があるのです。加えて4画に慣れ親しんだ人にとっては、草かんむりが3画になるだけで、辞書が引きにくくなるという懸念もありました。とはいえ、4画の草かんむりをほとんど見かけないのもまた、事実。歴史を重んじるか、時代の流れに乗るのか。難しい選択でした」と同書編集部員の円満字さんはその想いを吐露してくれた。

常用漢字はもちろん、表外漢字字体表やJIS漢字なども草かんむりは3画で統一されていて、4画はもはや風前のともしびだった。さらに、急速に進む辞典の電子化が追い打ちをかけたという。3画と4画の両方を電子辞書に搭載するとなると、手間や負担が大きすぎるからだ。

「すでに3画の草かんむりをお使いだと思うので、みなさんに直接影響ありません。歴史や伝統ももちろん大事なんですが、漢字って結局、誰もが使える記号としての役割が一番大切ですから。いちいち歴史背景を考えながら、草かんむりを書かないでしょう。ちなみに草かんむりは6画(艸)で数えることもあるんですよ!」(円満字さん)

げっ! 漢字って奥が深いのね。勉強になりました。

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