素朴なギモンを尋ねてみました

今年の春は天気図が読める男になる!?

2005.03.31 THU

新聞の天気欄に「天気図」が毎日載っているけれど、意味がさっぱりわからないってことはないだろうか。経済記事を読みこなせても天気図を理解できる男は意外に少ないはずだ。彼女の前で新聞を読みながら、「典型的な春型の気圧配置だ。明後日には崩れるな…」なんてつぶやいてみたい! 『天気予報が楽しみになる本』(数研出版)の著者で、NHK気象キャスターの渡辺博栄さんにコツを尋ねてみよう。

「一口に言いますとね、高気圧の大きさと位置がポイントなんです」

いきなり結論が出てしまったが、基本を確認しておこう。天気図にあるグニャグニャの曲線(等圧線)は、気圧が同じところだ。「高」マークで示された高気圧は、その名のとおり気圧が周囲よりも高いところ。水が高所から低所へと流れるのと同じく、空気は高気圧から低気圧へと移動している。

「冬は、ロシアや中国の上空を中心とするシベリア高気圧に注目してください。この高気圧が、日本にまで大きく勢力を伸ばしていれば、『西高東低』という典型的な冬型の気圧配置で、日本海側では雨や雪、太平洋側では気温が低くて晴れの日が続きます」

日本海側で雨や雪が降るのは、シベリア高気圧から吹き出される空気が日本列島の脊梁山脈にぶつかり、雲を作るからだ。

「夏は海に目を向けましょう。太平洋高気圧が朝鮮半島に及ぶほど大きくなっていたら『南高北低』型です。日本列島全体で暑くて晴れた日が続くことになります」

なるほど。高気圧の大きさで天気予報ができるんだ。では、春や秋はどうだろうか。
「春と秋も高気圧がポイントでしょう。夏や冬と違うのは、1日に1000km前後の速さで移動する『移動性高気圧』なので、3~4日で天気が変わることです。高気圧の大きさではなく、位置に注意してください。いま、高気圧の中心が上空にあるとしたら、2~3日後には天気が崩れると予想できます」

夏と冬は大きさ、春と秋は位置。天気図を読み解く鍵は高気圧なのだ!

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