ギネスブックにも載っている!

世界一セラピー効果のあるロボット「パロ」に癒されてきました

2005.04.14 THU

長いまつげの奥につぶらな瞳。白くフワフワの毛をなでると、クゥークゥーと声を出し目をパチクリさせながら気持ちよさそうな動きをする。ヒゲをさわると嫌がる。これが「世界で最もセラピー効果があるロボット」としてギネス記録に登録されている「パロ」ちゃんだ。3月から個人販売も始め、35万円と高価格ながら予約が殺到。2カ月待ちの人もいる人気ぶりだ。

モデルはタテゴトアザラシの赤ちゃんで、一台一台が手作り。やさしくなで続ければ喜びやすい性格になるし、いつもたたいたりしていると怒りっぽい性格になる。おなかが空く(バッテリー残量が少なくなる)とエサ(充電)をねだる。本物の動物を飼えない環境の人たちのために開発された、セラピー用のロボットで、12年もの研究期間を経て作られた。現在は改良を重ねた8代目だ。

「人工知能によって人からの働きかけに反応するようにつくってあるし、触れ合って関係をつくっていくと、飼い主好みの動きをパロが学習していくんですよ」と、開発者の柴田崇徳さん(産業技術総合研究所主任研究員)は愛着たっぷりに語った。

介護老人保健施設や小児病棟などで癒し効果が実証されている。元気が出たり、血圧や脈拍が安定したり。半年間話をしなかった子どもが笑顔で会話をするようになった例もあるという。

人間と相互作用するおもちゃも増えてきた。「なおるくん」(バンダイ)は、病気を治すお世話遊びで子どもの優しい気持ちを育む。病気のシグナルはせきやくしゃみなど音声で伝える。付属の薬や注射器に「無線ICタグ」が内蔵され、それで世話をすると人形が認識。「ありがとう」などと感謝する。3歳以上の子ども向けで、不治の病になったりはしないので、ご安心を。

介護にもおもちゃ界にも広がる「ロボット・セラピー」。ちょっと高めだが、ペットみたいに毛が散らからないし、エサ代も要らないと考えればお得?

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