「相対性理論」生誕100周年! ところで…

アインシュタインってどれぐらい偉いの?

2005.04.27 WED

理科系男子のヒーローといえばアインシュタイン。1905年、スイス・ベルンの特許局技官だった26歳の彼は3つの論文を書きました。そのうちのひとつが、有名なE=mA(エネルギー=質量×光の速度の2乗)という公式を含む「特殊相対性理論」に関する論文。というわけで、今年は「相対性理論100周年」の年なんです!

もっとも、彼が世界的に有名になるのは、1927年に『タイムズ』紙が続編「一般相対性理論」を紹介してから。紙面には「ニュートンの理論を覆した物理学の革命」という東スポ的な見出しが躍ったそうです。でも、有名なのはわかるけど実際どれぐらい偉いの? というわけで『100歳になった相対性理論』(講談社)の著者、大阪教育大学教授の福江純先生(専門は相対論的宇宙流体力学)に話を聞きました。

――やっぱり偉い人なんですか?

福江 ニュートンとアインシュタインは物理科学の世界では2大偉人。宇宙の仕組みなども彼の理論モデルを検証することによって初めてわかったんですよ。これまで諸説あった宇宙の年齢は、最近137億歳と判明。彼の理論によって30年代に存在を予言されたブラックホールも70年代に発見、今では数十個見つかっています。

――なるほど、他にはどんな功績が?

福江 相対性理論はカーナビなどのGPS(全地球測位システム)、医療機器など、様々な最新技術に応用されています。彼が予言した重力波(宇宙のはるかかなたから届く光速の波)を検出できたらノーベル物理学賞間違いなしともいわれているんです。あと10年ぐらいはかかると思いますが。

アインシュタインの功績を簡単にいえば、「時間・空間」と「物質・エネルギー」を同じ世界にあるものとして統一したこと。原理的にはタイムマシンも可能で、実際に理論物理学の世界では今いちばんホットな話題だとか。なんとなくそのすごさがわかってきた偉人を偲んで、僕も相対的にがんばろうと思いました!

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